
鹿島アントラーズ所属の2種登録選手であるU17日本代表DF元砂晏翔仁ウデンバは、FIFA U17ワールドカップの舞台で活躍。鹿島ではFW徳田誉、FW吉田湊海と同様、将来トップチームを担う選手として期待されているが、早くも海外メディアから熱視線を注がれている。
海外メディア『DILANFTBL』は11月22日、元砂晏翔仁を有望株としてクローズアップ。 「U17日本代表の3バックの一角でプレーした元砂晏翔仁は、U17W杯で守備の要として活躍した。今季J1リーグでもすでにベンチ入りを果たしているが、デビューはまだだ」と紹介すると、同選手のプレースタイル等についてこう綴っている。
「191cmという長身を誇る元砂晏翔仁は、守備で圧倒的な存在感を放つ。デュエルに強く、空中戦でも支配的で、肩と肩がぶつかり合う競り合いでもその体格をうまく利用する。チャレンジする際も恐れを知らず、その長いストライドのおかげでリカバリーのスピードもしっかりしている。広いスペースを容易にカバーできるだけでなく、密集地帯でも落ち着いてプレーできる」
「ボールを持った時も冷静で、ドリブルで持ち上がるプレーを好み、パニックにならず、大抵の場合は正しい選択肢を選ぶ。守備面では試合の流れをよく読み、無理な深追いはめったにしないが、必要な時にはためらわずにタックルに行ったり、こぼれ球を回収したりする。その高さとタイミングの良さから、セットプレーでも脅威となる選手だ。左右両足を器用に使える点も魅力である」
「自信に満ちたディフェンダーではあるが、対角線のパスに少し頼りすぎている。もっと縦パスを織り交ぜれば、より効果的に相手の守備陣を崩せるはずだ。ビルドアップ時のポジショニングにもまだ伸びしろがあり、時折パスコースが消されるような位置に入ってしまうことがあるが、それは通常、経験とともに磨かれていくものだ」
U17W杯で堂々たるパフォーマンスを披露し、一躍国際的な注目を集める存在となった元砂晏翔仁。長身を生かした圧倒的な守備力に加え、冷静なボール扱いや広い視野を備える彼は、すでに将来性の塊として評価されている。一方で、ビルドアップの選択肢やポジショニングなど、経験を重ねることで改善が期待されるポイントも指摘されており、その伸びしろは計り知れない。
鹿島の次世代を担う逸材として、そして日本サッカーを押し上げる存在として、今後どれほど成長を遂げていくのか。その歩みは、国内外からますます注目を集めることになりそうだ。
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