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セルティックの山田新、「かなり怒っていた」「ベンチに戻りながらもまだ文句を…」

山田新 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属するFW山田新が、現地11月11日に行われた同クラブのBチームの試合に出場し、前線を務めた。

 スコットランドメディア『CeltsAreHere』はこの試合を取り上げ、同試合を解説したピーター・グラント氏の発言として、山田が前半終了時に「かなり怒っていた」ことと「ベンチに戻りながらも山田はまだ文句を言っていました。私は思いましたよ。彼、スコットランド語を覚えたなと!」と冗談交じりに紹介したことを報じた。

 山田はイエローカードを受けた相手選手から激しい接触を受け、笛が鳴った直後に強い不満を主審へ向けて示した。グラント氏は山田の抗議が続いた様子を見て、その苛立ちが明確だったと説明した。

 一方でグラント氏は、山田が前線で良い「動きと姿勢」を示したとも語った。セルティックBは後方でボールを失う時間帯が多く、山田の動き出しにパスが届かない状況が続いた。しかし速い攻撃の展開が生まれた瞬間に山田は相手の背後を取り、相手を置き去りにする形で2度の大きなチャンスを作った。

 グラント氏は、山田がその好機を決められなかった理由を「相手守備の良さ」と述べており、山田の判断や動きに問題はなかったと評価した。

 セルティックのトップチームでは攻撃陣に負傷者が続き、FWケレチ・イヘアナチョ、 FWカラム・オスマンド、FWセバスチャン・トゥネクティが離脱している。この状況により、山田がトップチームへ再び入る可能性が出てきている。