
鹿島アントラーズは柏レイソル、京都サンガ、ヴィッセル神戸などとJ1優勝争いを繰り広げている最中。メルカリスタジアム開催のJ1最終節(対横浜F・マリノス)で優勝が決まる可能性もあるなか、横浜FM戦のチケットの転売行為が発生。ファンクラブ会員とみられる人物による出品も確認される中、クラブが声明を発表している。
チケット仲介アプリ『チケジャム』では、12月6日に行われる横浜FM戦のチケットが次々と転売。先行入場可能なホームゴール裏のチケットが1枚35,000円、カテゴリー2が55,000円で販売されるなど、定価を上回る金額で出品されている。また、鹿島のファンクラブ会員による転売行為も発生。ネット上ではチケジャムの鹿島ホームゲームの転売チケット一覧を表示した画面が拡散されている。
サポーターから転売行為への批判が相次ぐなか、クラブ公式チケット「鹿チケ」では、11月7日から横浜FM戦を対象とした公式リセールサービスを開始。クラブ公式Xアカウントで案内しているが、その中で転売行為に対して以下のように警告している。
「鹿島アントラーズは、公式リセールサービス以外でのチケットリセールの取引を認めておりません。また、チケットの不正転売を目的とした購入は固くお断りしております。もし、不正な転売を目的としたチケットの購入が認められた場合には、対象のチケットの無効化やアカウントの利用制限などを行う可能性がございます。より多くのお客様にご来場いただけますよう、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます」
Jリーグ公式戦を対象としたチケット転売行為は、深刻な問題に。すでに複数クラブが声明を発表しているが、このうちサンフレッチェ広島は2025年7月、エディオンピースウイング広島で行われるホームゲームを対象としたチケットの転売行為について、無効化の措置や顧問弁護士、警察と連携した対応を取る可能性があるとして警告している。
チケットの不正転売は、試合を純粋に楽しみにしているファンの機会を奪い、クラブやリーグの信頼を損なう行為である。特に優勝の懸かる一戦においてこそ、チームを支えるサポーターの姿勢が問われる。
クラブが導入した公式リセール制度は、公正な観戦環境を守るための仕組みであり、ファン一人ひとりがその趣旨を理解し、ルールを守ることが求められている。熱狂とともにあるべきは誠実な応援文化であり、チケットの扱い方ひとつにもクラブへの愛情と責任が問われていると言えるだろう。
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