
メルカリスタジアムで行われる鹿島アントラーズのJ1リーグ公式戦で、チケットの転売行為が発生。J1最終節(対横浜F・マリノス)を対象としたチケットで、ファンクラブ会員とみられる人物による出品も確認されており、波紋を呼んでいる。
チケット仲介アプリ『チケジャム』では、12月6日に行われる横浜FM戦のチケットが次々と転売。先行入場可能なホームゴール裏のチケットが1枚25,000円で販売されるなど、定価を上回る金額で出品されている。また、鹿島のファンクラブ会員による転売行為も発生。ネット上ではチケジャムの鹿島ホームゲームの転売チケット一覧を表示した画面が拡散されている。
鹿島は第35節終了時点で20勝7分8敗、勝ち点67で首位を発しているが、2位柏レイソルとの勝ち点差はわずか1。J1優勝争いは最終節までもつれる可能性が高い。このJ1優勝争いの行方も、鹿島対横浜FMのチケットを高額転売する行為に拍車をかけているとみられる。
Jリーグ公式戦を対象としたチケット転売行為は、深刻な問題に。すでに複数クラブが声明を発表しているが、このうちサンフレッチェ広島は2025年7月、エディオンピースウイング広島で行われるホームゲームを対象としたチケットの転売行為について、無効化の措置や顧問弁護士、警察と連携した対応を取る可能性があるとして警告している。
チケット転売問題は、一部の不正な利益追求によって、真に応援したいファン・サポーターの観戦機会を奪い、クラブやリーグ全体の信頼を揺るがす深刻な行為である。熱意あるサポーターが正当な手段でスタジアムに足を運び、選手とともに試合の感動を共有できる環境を守るためにも、クラブ・Jリーグ等が連携し、システム面と倫理面の両面から対策を徹底する必要がある。今後は、転売を「防ぐ」だけでなく、「許さない」文化を根付かせることが、健全なスポーツ観戦の未来を築く第一歩となるだろう。
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