
川崎フロンターレ所属MF大関友翔は、U20日本代表の一員としてFIFA U20ワールドカップの舞台で活躍。すでにバルセロナからの関心が報じられているが、ここに来て欧州複数クラブが移籍先候補に浮上している。
海外メディア『ターゲットスカウティング』は10月27日、U20W杯日本代表の中で特に将来性豊かな選手として大関、DF市原吏音(RB大宮アルディージャ)、DF小杉啓太(ユールゴーデンIF)をリストアップ。大関のパフォーマンスについてこう分析している。
「大関は戦術的に多才なミッドフィールダーで、守備的およびバランス型の中盤の両方でプレーすることができる。U20W杯のU20日本代表では、プレーメーカー兼配球役を務めた。川崎ではレギュラーとして公式戦に出続けている」
「彼はスリムながらも運動能力に優れたミッドフィールダーであり、機動力、俊敏性、跳躍力が際立っている。優れたポジショニング感覚により、素早くスペースを見つけ出してライン間の味方にパスを通すことができる。狭いスペースでのターンの速さは特筆すべきものであり、軽やかな身のこなしと繊細なタッチを持つ」
「彼の判断力が速く、ショートレンジでのパス技術も非常に高い。守備面では、スペースを賢く閉じて前方にプレッシングをかけることができ、タイミングも優れている。ただし、デュエルの強度や守備時の切り替え時における緊急性にはやや欠ける」
このリポートによると、大関の移籍先候補にはラ・リーガで最下位に沈むジローナ、デンマーク1部ノアシェランが移籍先候補に挙がっているとのこと。両クラブの動き、交渉の有無などは不明だが、バルセロナ移籍時より出場機会を得る可能性は高いとみられる。
大関の去就を巡っては、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏が、2025年8月末の時点で「NECナイメヘンで佐野航大の後継者になり得る日本人MF」と伝えた上で、「彼は理想的な後釜であり、私のリストでは最上位候補。ダイナミックであり、ここ数年でかなり成長した」とリポート。
スペイン『ムンド・デポルティーボ』は10月7日に「バルセロナが大関の動向を注視」「バルセロナは日本戦を含むU20W杯数試合でスカウトを派遣。大関を含む12選手をリストアップ」と伝えていた。
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