
名古屋グランパスは10月25日に行われた明治安田J1リーグ第35節で、ガンバ大阪に0-2と敗北。依然としてJ1残留が確定していないなか、FWキャスパー・ユンカーに関する長谷川健太監督のコメントに対して、一部から批判が噴出。同選手には今季終了後にフリー移籍の可能性がある。
ユンカーは今季ここまでJ1リーグ戦で5試合のスタメン出場にとどまっており、9月以降は3試合で途中出場。G大阪戦では後半34分からピッチに立ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。クラブ公式サイトによると、長谷川監督は同選手について、試合後のインタビューでこう語ったという。
「キャスパーには『シャドーをやってみよう』と言い、トレーニングをしてもらいました。前向きにやってくれたと思います。短い時間でしたけど、存在感を示してくれたと感じています。決定機はオフサイドという判定になりましたけど、ああいうところで一発決めてくれるとチームの流れであったり、キャスパーの雰囲気も変わってくると思います。苦しいゲームで前線のタレントがチームを鼓舞するというか、結果を出してくれればと。あと3試合となりましたが、今後も期待していきたいです」
この指揮官のコメントには、Jリーグの事情に精通しているジャーナリストのダニーロ氏が反発。「長谷川監督はユンカーに対して、決して適切な出場機会を与えたわけではない」と前置きした上で、「今になって長谷川が最後の3試合でユンカーにもっと活躍してほしいと言い出すのか。そんなことを言うなんて本当に恥知らずで、かなりの勇気が必要だ」と切り捨てている。
なお、ユンカーの去就を巡っては、デンマーク『tipsbladet』が10月12日に「ユンカーと名古屋の契約は、2025シーズン終了後に満了。(来年、)彼はデンマークでプレーする可能性がある」とリポート。デンマーク2部ホースンスを移籍先候補に挙げつつも、「古巣復帰の可能性は低い。2部でプレーするとは思えない。彼はホースンスより大きなクラブへ行くだろう」と報じていた。
しかし、本人が報道内容を否定すると、ダニーロ氏は「彼はまだ日本でプレーすることを望んでいる。デンマークに戻って2部でプレーするなんてあり得ない」と報道。名古屋残留、もしくはJリーグ他クラブ移籍の可能性を伝えている。
コメントランキング