プレミアリーグ アーセナル

アーセナルには新しいサカがいる?「世界屈指の若手」と称される

マイルズ・ルイス=スケリー 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルが好調を維持している。ミケル・アルテタ監督が率いる同チームはプレミアリーグで首位を走り、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも3戦全勝と無敗を続けている。ここまでの戦いで全試合が圧勝というわけではないが、10月22日に行われたラ・リーガのアトレティコ・マドリードとの一戦(4-0)では、選手全員が際立つパフォーマンスを見せ、完璧な内容で勝利を収めた。特にFWブカヨ・サカはゴールやアシストこそなかったものの、攻撃の中心として機能し続けていた。

 UKメディア『Football Fancast』は、サカのコンディションが徐々に戻りつつあるとし、同時にチーム内で同選手に似た特徴を示す新たな存在が現れたと報じている。その選手とは、MFマイルズ・ルイス=スケリーである。同メディアは、ルイス=スケリーがサカのように相手を引きつけてから抜き去り、攻撃を組み立てる能力を持つと指摘した。アトレティコ戦では中盤からの突破で5人を置き去りにし、FWガブリエウ・マルティネッリのゴールを導いた場面が象徴的だった。

 同メディアはまた、両者に共通するのは闘志とフィジカル面の強さだと強調している。どちらも体格的には大柄ではないが、実際には見た目以上に力強く、時にしたたかさを見せる点で似ていると分析された。

 さらに、ルイス=スケリーは高い技術を兼ね備えており、優れたボールコントロールと精度の高い左足を武器に、デビュー後すでにいくつかのアシストを記録している。

 同メディアは、19歳のルイス=スケリーについて「世界屈指の若手」と称賛されていると報じた。まだ完成形には到達していない同選手だが、現時点でも驚異的な才能を見せており、サカと肩を並べる日もそう遠くはないのかもしれない。アーセナルにとって新たな逸材の台頭は、今後の大きな希望となりそうだ。