
日本代表は先日、2026年夏にFIFAワールドカップ北中米大会を控えるなか、ブラジル代表に勝利した一方で、アジアサッカー連盟(AFC)への不満や同連盟を離脱する可能性が報じられていた。しかし、現時点で離脱の可能性は低いという。
AFC離脱の可能性は、イラクメディア『UTV』が10月16日に報道。「日本にはAFCから脱退し、“東アジア連合”を独立して設立する動きがある。AFCがカタールの資金に支配されており、AFC内の不正操作や腐敗とされるものに抗議している」などと、AFCに対する不信感を伝えたほか、AFCからの独立組織が設立された場合にはイラクも加わる可能性があるとしていた。
しかし、オマーン人ジャーナリストのイーサ・サイード氏は、10月19日にJFAに近い関係者から入手した回答として、AFC離脱の可能性に関する一部報道内容をアップデート。「この情報には全く根拠がなく、どこから来たのか分からない。ばかばかしい噂にすぎない」と、事実無根であるという。
AFC離脱の可能性は低いとみられるが、それでも日本国内で同連盟に対する不満の声があることは事実だ。AFC主催大会では、AFCチャンピオンズリーグの開催方式変更で話題に。ACLE、ACL2等の新設にくわえて、ACLE準々決勝以降の中東集中開催が物議を醸している。
また、日本代表戦ではMF久保建英(レアル・ソシエダ)をはじめ欧州でプレーする日本人選手が国際Aマッチデーの度に長距離移動を余儀なくされ、コンディションに影響が出ることから、一部ではAFC組織やW杯予選などAFC主催大会の分割を求める声が挙がっている。
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