Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋が実施!“座席単位”のダイナミックプライシング制チケット販売に反対続々?

名古屋グランパス 写真:Getty Images

 名古屋グランパスは17日、明治安田J1リーグ最終節のアビスパ福岡戦を対象に、「座席単位」で価格変動制「ダイナミックプライシング」(DP制)よるチケット販売を実施すると公式発表。クラブの収益アップを後押しするとみられる一方、DP制そのものへの反対意見がより一層強まりそうだ。

 クラブは「座席単位でダイナミックプライシングを導入するのは、Jリーグとして初となります」とした上で、座席単位での同制度導入の理由についてこう説明している。

 「これまで、チケットは席種ごとに価格が変動するダイナミックプライシングで販売してきましたが、今回、販売状況に応じて価格が変動する「席別ダイナミックプライシング」を試行的に導入します。通路側や下段など、ピッチに近い席の人気度に応じて価格が変動する仕組みです。名古屋グランパスは、「席別差額販売」の導入により、これまで以上にピッチ上での熱狂を生み出し、選手たちを応援できるスタジアム空間の創造を目指します」

 また、名古屋は福岡戦での試行運用を経て、2026年度の明治安田生命Jリーグ100周年記念リーグより座席単位でのDP制チケット販売を本格導入するとのこと。2026年度以降のシーズンチケットおよび団体販売については、「個別席差額販売」の対象外となり、席種に応じた価格設定となるという。

 DP制によるチケット販売を巡っては、2020年の新型コロナ感染拡大以降、福岡や北海道コンサドーレ札幌など日本国内の複数クラブで導入されたが、ファン・サポーターからは「値段が高い」などの声が挙がるなど、DP制に対する反対意見は根深い。

 また、一部試合での高額な価格設定が話題に。2023シーズンのJ1最終節・札幌対浦和では、浦和在籍歴のある小野伸二氏の引退試合ということもあり、アウェイエリアで1席あたり8000円以上(大人1名)に。異常とも言えるチケットの値段が浦和サポーターからの反発を招いていた。

 2025年には、京都サンガがサンガスタジアム by KYOCERAで開催される一部試合でDP制によるチケット販売を試験導入している。ただ、一部試合でチケット価格の高騰が顕著となっているだけに、ファン・サポーター等からの反発が顕著に。座席単位でのDP制によるチケット販売は、その反発を助長させる要素のひとつとなるかもしれない。