
影山氏解任の代表への影響
影山氏の解任を受け、JFAの宮本恒靖会長は7日の記者会見で、「サッカー界として許容できるものではない。ガバナンスの観点からも即時対応した」と述べた。 事件の発端は機内での個人デバイス使用であり、フランスの厳格な国内法に基づく迅速な司法手続きが解任を加速させた。JFAは事件直後からフランス当局と連絡を取り、詳細を確認の上で理事会で協議したという。
この解任により、技術委員長のポストは現在空席となっている。加えて、10月10日の国際親善試合・パラグアイ代表戦(パナソニックスタジアム吹田)と、10月14日のブラジル代表戦(東京スタジアム)では、JFAのメジャーパートナーであるANA(全日空)が広告看板の設置を見送った。
2026年W杯北中米大会が来年に迫る中、JFAは後任選定を急ぐ方針で、速やかな代行者任命を検討している。影山氏は在任中、A代表だけでなく育成年代の強化にも注力し、2024AFC U-23アジアカップ(兼パリ五輪アジア予選)カタール大会の優勝にも貢献したが、事件の影響でこれらの成果に影を落とす可能性が高い。

次の技術委員長は誰か
技術委員長の空席は、W杯を控える日本代表の強化に影響を及ぼす可能性がある。宮本会長は後任選定を急ぐ方針を示しているが、過去の委員長を再登板させる場合、現在は別の役職に就いているか、サッカー界から退いている人物が多い。
その中で、消去法で浮上するのはフリーの西野朗氏くらいである。2018年に西野氏が代表監督に就任した際には、関塚氏が即時後任として技術委員長を務め、空白期間を最小限に抑えた前例もあることから、西野氏が「緊急リリーフ」として抜擢される可能性も考えられる。
JFAはガバナンス強化を宣言しており、委員長候補の行動基準を厳格化する方針を示唆している。宮本会長は会見で「信頼回復に向け、透明性の高い選定プロセスを徹底する」と語った。今回の事態を踏まえ、技術委員長には組織の顔として国内外で信頼を維持できる高い倫理観と、JFA内の多様な委員会をまとめ上げるマネジメント能力が不可欠である。
コメントランキング