
プレミアリーグのマンチェスター・シティで7年間にわたり主力として活躍しているポルトガル代表MFベルナルド・シウバの去就が注目を集めているようだ。戦術的柔軟性と知性でジョゼップ・グアルディオラ監督のもと不可欠な存在だが、そのキャリアに転機が訪れようとしているのかもしれない。
UKメディア『EPL Index』によると、シウバは自身の将来についてすでに決断を下しており、今2025/26シーズン終了後にシティを離れる可能性が高いという。2017年にリーグ・アンのASモナコから移籍金6,000万ポンド(約120億円)で加入して以来、6度のプレミアリーグ優勝、FAカップ2回、リーグカップ4回、そしてUEFAチャンピオンズリーグ1回の制覇に貢献した同選手、クラブの黄金期を支えてきた功労者であることは間違いない。
同メディアによれば、シウバは現在週給37万5,000ポンド(約7,479万円)を受け取っているが、サウジアラビアのクラブからは週給50万ポンド(約9,972万円)の破格オファーを以前に提示されたと伝えられている。
サウジアラビア1部のアル・アハリやアル・カディシーヤが依然として主要な移籍先候補に挙げられているが、シウバ本人は生まれ故郷ポルトガルの名門ベンフィカへの復帰に前向きだという。現在ベンフィカを率いるジョゼ・モウリーニョ監督との関係性も注目されている。
また、同メディアは、ポルトガル代表の監督人事がシウバの去就に影響を及ぼす可能性も指摘している。ポルトガル代表のロベルト・マルティネス監督が2026年FIFAワールドカップ後に退任する可能性があり、後任候補としてモウリーニョ監督が最有力とみられているという。モウリーニョ監督が代表指揮官に就任した場合、ベンフィカがシウバにとって重要な拠点となる可能性があるとも同メディアは指摘。
一方で、シウバが母国クラブへ戻る場合、多くのシティサポーターは敬意をもって送り出すとも報じられている。金銭目的でのサウジ行きよりも、キャリアの原点に戻る形がよりサポーターには理解されやすいという声が多いようだ。
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