
RB大宮アルディージャ所属のU20日本代表DF市原吏音は、FIFA U20ワールドカップ・決勝トーナメント1回戦のフランス戦でもスタメン出場。以前から海外移籍の可能性が取りざたされており、移籍先候補にチェルシーやMF遠藤航所属のリバプールが挙がっているが、現地記者が同選手の獲得や期限付き移籍による放出を推奨している。
市原の去就については、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏が、2025年6月の時点で「彼は高井幸大(トッテナム・ホットスパー)と同様、(現代の日本サッカーの)ディフェンダーで最強のタレントのひとりとして評価されている。J1を経由することなく、ヨーロッパへ移籍する可能性は十分ある」と伝えていた。
すると、英メディア『Rousing The Kop』は10月8日にリバプールからの関心を報道。レッドブルグループ・サッカー部門の責任者がリバプール元監督のユルゲン・クロップ氏であることに着目し、「RB大宮はクロップと繋がっている」と報じている。
この市原のリバプール移籍報道を受けて、欧州の移籍市場に精通しているベンス記者は、U20日本代表センターバックの今後について、以下のように伝えている。
「この20歳のセンターバックはボールの扱いに長けており、空中戦でも非常に強い。U20W杯グループステージでは、空中戦で100%勝利(10/10)している。右センターバックと左センターバック両方でプレー可能な点も非常に魅力だ。安い移籍金で獲得し、期限付き移籍で放出することにより、ヨーロッパのサッカーに慣れさせ、徐々にトップチームに育て上げる。このようなプロジェクト型の獲得はあり得る」
日本人選手によるJリーグから欧州クラブへの移籍を巡っては、今もなお多くのケースで見受けられる安価な移籍金が話題に。一部から反対意見も挙がっているだけに、市原の獲得はローリスクというベンス記者の報道内容が物議を醸す可能性は十分考えられる。
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