プレミアリーグ マンチェスター・シティ

レアル・マドリード、マンチェスター・シティのスター選手獲得へ239億円の動き

ロドリ 写真:Getty Images

 プレミアリーグのマンチェスター・シティの中盤を支える存在として知られるスペイン代表MFロドリは、2019年にシティへ加入以来、チームの中心として数々のタイトルを手にしてきた。昨2024/25シーズンには負傷離脱によってクラブのタイトル防衛が崩れ、リバプールが王座を奪還したことから、その代えの利かない重要性が改めて浮き彫りになった。

 UKメディア『EPL Index』によると、ラ・リーガのレアル・マドリードがこの2025年夏、ロドリの獲得を計画しているという。同報道を担当したジェレミー・クロス記者は、1億3,000万ポンド(約239億円)規模のオファーが準備されていると伝えた。

 ロドリは加入以来、主要タイトルを11個獲得しており、2023年には三冠を達成。同メディアによると、ロドリは世界でも数少ない「試合を完全に支配できる中盤の選手」と評されている。一方、シティのカルドゥーン・アル・ムバラク会長は、ロドリをクラブに留める姿勢を崩しておらず、契約延長交渉を進める意向だという。ただし、クラブ内部では「もしジョゼップ・グアルディオラ監督が退任すれば、ロドリがベルナベウ行きを選ぶ可能性がある」との懸念もくすぶっているようだ。

 シャビ・アロンソ監督が率いるマドリードは「中盤の支配者」を求めており、ロドリとMFジュード・ベリンガムとの共演が実現すれば、ヨーロッパでも屈指の中盤が形成される。一方で、アトレティコ・マドリード出身のロドリが宿敵レアルへ移籍すれば、GKティボー・クルトワのときと同様に古巣サポーターから強い反発を受ける可能性も指摘されている。

 ロドリは現在29歳。キャリアのピークでラ・リーガへ戻り、スペインの名門でプレーできる最後の機会になるとの見方もある。グアルディオラ監督の去就次第で去留が左右される可能性は高く、今後の動向に注目が集まる。