プレミアリーグ アーセナル

アーセナル主将ウーデゴールの魔法、CLでのアルテタ監督の3つの正しい判断が話題

マルティン・ウーデゴール 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは、10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のオリンピアコス戦に2-0で勝利し、選手層を活かした采配で結果を掴んだ。プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド戦(2-1)では物議を醸す判定や劇的な逆転劇が話題となったが、この一戦では采配の的確さが際立った。

 注目されたのはアーセナル主将MFマルティン・ウーデゴールの先発復帰だ。肩の負傷で離脱していたが、ミケル・アルテタ監督は試合勘を取り戻す必要性を重視し、スタメンで起用。前半だけで3度の決定機を演出し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せた。ウーデゴールの存在感はまさに「魔法」と形容できるものだったとUKメディア『Football Insider』が伝えた。

 また、同メディアはアルテタ監督の同試合におけるFWレアンドロ・トロサールとFWガブリエウ・マルティネッリの起用も正しい判断だったと指摘。両者は今2025/26シーズン出場機会が保証されていなかったが、この試合で先発の座を得て存在感を示した。特にマルティネッリは今シーズンのアーセナルで最多のゴールとアシストを記録しており、さらなる成長にはビルドアップの局面での判断力改善が求められているようだ。

 さらに73分、アルテタ監督はトロサールとマルティネッリに代えてFWブカヨ・サカとMFエベレチ・エゼを同時投入。これが勝負を決定づけ、サカが92分にゴールを奪って試合を締めくくった。ニューカッスル戦で早めに交代していたサカに追加の出場時間を与える意味でも有効な采配だったと同メディアは伝えた。

 ウーデゴールの輝きと、アルテタ監督が示した三つの正しい判断は、アーセナルが今シーズンを戦う上での層の厚さと可能性を改めて証明する内容となったようだ。