
プレミアリーグのアーセナルは、9月29日に行われたニューカッスル・ユナイテッド戦(2-1)で、今2025/26シーズン最も説得力のある内容を示した。序盤から守備的ではなく攻撃的に臨んだが、80分までは1点を追う展開が続いた。後半にニューカッスルが自陣深くに守備を固める「ローブロック」を形成すると、アーセナルはスペースを失い、チャンス創出に苦戦した。
しかし、この様な状況を打開する攻略法が見つかったとUKメディア『Just Arsenal』が伝えた。ニューカッスル戦で、ローブロック対応された局面で投入されたアーセナルの主将MFマルティン・ウーデゴールが中盤に変化を与えたのだ。
ウーデゴールは相手守備を的確に崩し、密集地帯でも味方を見つけ出した。さらにMFデクラン・ライスが低い位置に下がったことで、ミケル・アルテタ監督はウーデゴールとMFエベレチ・エゼを“ダブル8番”に配置。これによりアーセナルはニューカッスルのローブロックに押し込み続け、攻撃のリズムを取り戻した。
同点ゴールはエゼとウーデゴールの連携からライスがアシストして生まれ、決勝ゴールはウーデゴールのラストパスで決まった。2人を同時に中盤で起用する形が、堅守を切り崩す具体的な解決策として機能した試合となった。
一方で課題もある。エゼは中央起用で輝きを見せるが、ウーデゴールはアルテタのシステムで常に中心とされる存在だ。そのため両者を同時に先発させるには、ライスかMFマルティン・スビメンディを外さざるを得ず、中盤の支配力を犠牲にするリスクがある。
このシステムをすべての試合で恒常的に用いるのは難しいが、守備的な相手に対しては両者を並べる策が最適解となり得ることを示したのが、このニューカッスル戦だった。
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