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リーズ田中碧に今冬移籍報道「代理人が…」プレミアで「不安」と指摘も

田中碧 写真:Getty Images

 リーズ・ユナイテッド所属の日本代表MF田中碧は、9月27日に行われたプレミアリーグ第6節ボーンマス戦で、自らのミスから同点ゴールを献上。キリンチャレンジカップ2試合(対パラグアイ代表、ブラジル代表)を前に、現地で同選手の不安材料がクローズアップされているほか、移籍の可能性も取りざたされている。

 田中は2-1とリードで迎えた後半42分からプレーも、後半アディショナルタイムに自らのボールロストからFKを献上。リーズはこのFKからMFエリー・ジュニオール・クルピに同点ゴールを決められ、土壇場で勝ち点2を落とす結果に。現地メディアは一斉に日本代表ミッドフィルダーのプレーを批判している。

 そんななか、英紙『ヨークシャー・イブニング・ポスト』のグラハム・スミス記者は、田中の問題点を指摘。「彼に関して懸念していたのは、プレミアリーグで求められるフィジカルの強さだ。昨シーズン終盤、2部リーグでさえ何度かフィジカル勝負で苦しんでいた。トップレベルの選手たちを相手に、プレミアリーグで不安を感じている」と述べている。

 また、同紙は「田中はプレミアリーグで苦戦すれば、リーズを退団する」と報道。「リーズはフィジカルの強さを重視しており、彼はチームにフィットしていない」とした上で、田中の去就についてこう伝えている。

 「彼はリーズが昨シーズン昇格できなかった場合、既に退団の意向を示していた。田中の代理人が『彼にプレミアリーグの舞台は完璧だ』と述べているが、ダニエル・ファルケ監督は彼をベンチに置いている。まだシーズン序盤だが、早ければ2026年1月には、複数クラブが田中を獲得候補として検討するだろう」

 なお、『ヨークシャー・イブニングポスト』は9月下旬の時点でFW前田大然所属のセルティック、MF三笘薫擁するブライトン、ボーンマス、ブンデスリーガ所属複数クラブからの関心を伝えている。ただ、スミス記者の見解を踏まえると、再びプレミアリーグ以外でプレーする可能性も考えられる。