
マレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジムFCは、9月30日に行われるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の町田ゼルビア戦で、FWジョアン・フィゲレイドをはじめ3選手を1年間のサッカー活動停止処分で欠く事態に。マレーシアへの帰化に関する書類の偽造が報じられるなか、マレーシアリーグが声明を発表している。
FIFA(国際サッカー連盟)が9月26日までに発表したところによると、マレーシアへ帰化した選手のうち、フィゲレイド、MFヘクター・ヘベル、DFジョン・イラザバルとジョホール所属3選手を含む7名に1年間のサッカー活動停止処分と罰金を科せられたとのこと。2025年にマレーシア国籍を取得した際、国籍取得手続きに必要な書類を偽造したという。
このFIFAの決定を受けて、マレーシアのリーグ機構は29日までに声明を発表。ジョホール所属3選手について「いかなる試合にも出場できない」などと、長期の公式戦出場停止処分、活動停止処分が適用されるとの見解を示したという。また現地メディア『makan bola』によると、ジョホールのシスコ・ムニョス監督は、町田戦の前日会見で「プレー可能な選手にフォーカスする」などと、3選手への処分に言及したという。
ジョホールはマレーシア国内屈指の強豪。ACLEのリーグステージでバンコク・ユナイテッド(タイ1部)、町田、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸などと対戦する。2025/26シーズンのリーグ戦6試合の出場で6ゴール2アシストと結果を残している絶対的ストライカ-のフィゲレイドをはじめ、一部選手の出場停止は痛手になるはずだ。
なお30日開催のジョホール対町田では、町田所属のイスラエル代表MFネタ・ラヴィがベンチ外となる見込み。一部報道によると、同選手は現地でのトレーニングに姿を現していないという。
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