Jリーグ 湘南ベルマーレ

横浜FCスウォビィク、ボールボーイへの反スポーツ的行為が波紋!湘南戦でブーイング

ヤクブ・スウォビィク 写真:Getty Images

 横浜FCは9月28日に行われた明治安田J1リーグ第32節で、湘南ベルマーレに1-0で勝利。J1残留争いのライバル相手に勝ち点3を掴んだ一方で、GKヤクブ・スウォビィクによるスポーツマンシップに反する行為が波紋を呼んでいる。

 1-0と横浜FCリードで迎えた88分、自陣右サイドから上がったクロスボールが左サイドでラインを割った後、スウォビィクはゴールキック再開までの時間稼ぎとみられる行為により、イエローカードを提示される。

 くわえて、後半アディショナルタイムにはボールボーイから渡されたボールを弾き、二言三言発していた。湘南サポーターが大勢詰めかけたアウェイゴール裏の目の前で起こった出来事だっただけに、ポーランド人守護神に対するブーイングが鳴り響いた。

 ボールボーイに対する出場選手の反スポーツ的行為といえば、徳島ヴォルティス時代のDF馬渡和彰(現松本山雅FC)が記憶に新しい。同選手は2017年4月、J2第10節のジェフユナイテッド千葉戦で前半14分にスローインから素早くプレーを再開しようと試みた際、ボールボーイからボールを渡されるタイミングに立腹。ボールボーイを小突き一発退場となっている。

 勝利でJ1残留に望みをつないだ横浜FCだが、スウォビィクの行為はプレー以外の部分でクラブの印象を左右しかねない。Jリーグで再三にわたりフェアプレー精神が問われる中、今後の対応と再発防止への姿勢が注目される。