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サンフレッチェ広島ジェルマン激白!現役引退の意思固めた理由「代理人に…」

ヴァレール・ジェルマン 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島所属の元フランス代表FWヴァレール・ジェルマンは、今季限りで現役引退する可能性が高い模様。本人が自身の今後を明かしたほか、Jリーグとリーグアンのレベルを比較している。

 ジェルマンの去就を巡っては、Jリーグの事情に詳しいジャーナリストのリオネル・ピケ氏が9月2日の時点で、「ジェルマンは最後のタイトル獲得を目指している!?今季限りで引退するフランス人選手は、J1優勝に向けて戦っている」と、引退の可能性を報じていた。

 海外メディア『ユーロスポーツ』で9月24日に掲載されたインタビュー記事によると、ジェルマン本人は 「サッカーでは、100%確実と言えることは決してありません。オーストラリアでプレーすることも、日本でプレーすることも、まったく想像していませんでしたから」と前置きした上で、今季限りで現役を退く可能性について、こう語ったという。

 「僕の考えでは、今回が最後の挑戦になる可能性が高いです。モナコ周辺に戻り、第二の人生を送るかもしれません。何よりも、家族や友人のもとにいたいという思いがあります。子どもたちが転校を繰り返すことのないよう環境を整え、妻が仕事を再開できるようにしたいですね」

 「正直に言うと、(今季限りで引退の)可能性は90〜95%です。頭の中では戻るという考えです。ただ、もし本当に魅力的なオファーが4〜5か月、つまり2026年6月までの期間であれば、なぜダメだろうと思います」

 「でも、代理人に『1月までに絶対にプロジェクトが必要』とは伝えていません。もし来ればそれでよし、来なくてもそれでよしです。引退する覚悟はできています。後には良いことが待っていると信じています。これまで自分自身は十分に楽しんできました。これからは妻や子どもたちが楽しむ番です」

 また、同選手は広島でのプレーについて「とても素晴らしいですね。これまで自分が経験してきたものとはまったく違います。3,4年前には、日本でサッカーをするなんて想像もしていませんでした」と語ったが、「Jリーグはクオリティーが高いと感じる要素がたくさんありますし、(Jクラブは)リーグアンの下位〜中位クラブに相当するレベルだと思います。毎試合3万人の観客の前でプレーできるというのは、本当に心地よいことですね」と、Jリーグのレベルの高さを実感したという。