ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルン、リバプール注目のオリーズ獲得に対抗

ミカエル・オリーズ 写真:Getty Images

 ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに昨2024年夏に加入したFWミカエル・オリーズは、ブンデスリーガで鮮烈なインパクトを与えている。プレミアリーグのクリスタル・パレスから移籍金約5,200万ポンド(約104億円)で加入すると、初年度から20ゴール23アシストを記録。ドイツ国内で新人王に輝き、クラブの攻撃の軸に欠かせない存在となった。

 一方、プレミアリーグのリバプールは以前からオリーズをFWモハメド・サラーの後継候補として注視してきた。UKメディア『Liverpool Echo』によれば、リバプールは早ければ来2026年夏の獲得を検討しているようだ。しかしバイエルンは、2029年まで残る同選手との現行契約に加えて新たな長期契約を準備しており、リバプールへの移籍を阻む可能性が高まっている。

 UKメディア『EPL Index』によると、バイエルンのスポーツディレクター、クリストフ・フロイント氏は「オリーズはチームの中で非常に快適に過ごしている」と述べている。

 さらに元ドイツ代表ローター・マテウス氏も「オリーズには傑出した選手に必要なすべてがある。限界は見えない。FWウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)の例のように、世界的なウインガーになれる」と賞賛を惜しまなかったと同メディアは伝えている。

 こうした動きにより、リバプールはオリーズの獲得可能性を慎重に見極める必要に迫られている。バイエルンが契約延長で強固な姿勢を示すことで、クラブはポスト・サラーを見据えた別のターゲットを検討する展開が必要なのかもしれない。