
プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するFWベンヤミン・シェシュコの苦戦は続いている。22歳のスロベニア代表シェシュコは、9月21日に行われたチェルシー戦(2-1)で存在感を示せず前半終了で交代。チーム加入後に公式戦でゴールもアシストも挙げておらず、移籍金7,400万ポンド(約147億円)の重圧がのしかかっている。ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏はこの状況に驚きを示した。
ファーディナンド氏は自身のポッドキャスト『Rio Presents』で、シェシュコがチームメイトに要求を理解させたいなら、かつてユナイテッドで活躍したルート・ファン・ニステルローイ氏の行動を参考にする必要があると述べたとUKメディア『Mirror』が伝えた。
実際、ファン・ニステルローイ氏は現役時代、FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)がクロスを出さなかったことに激怒し、練習を途中で切り上げたことがある。ファーディナンド氏は、シェシュコも同様の“練習放棄”によって意思を示すべきだと強調した。
ファーディナンド氏は、10人相手の前半にシェシュコのボールタッチが6回にとどまった点を問題視し、責任はストライカー自身にもあると主張した。
また、同氏は、現代では映像やデータを用いて試合後に自分のポジションや動きをチームメイトに明確に示すことができると述べた。例えば「その場面で自分はここにいた」とiPadで確認させることが可能だと指摘した。
さらに、チームメイトのMFアマド・ディアロがサイドでプレーしていた場面を取り上げ、彼がシェシュコにボールを供給できたにもかかわらず選択しなかったことを指摘した。そして、このような最終局面での判断がゴールを生むかどうかを左右すると語った。
さらにファーディナンド氏は、シェシュコが走りで明確に要求を示すか、試合後に直接伝える必要があると述べた。ファン・ニステルローイ氏も同様にチームメイトに強く要求していたと証言し、「仲間に理解させる手段を見つけることが彼を成長させる」と結論づけた。
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