
アルビレックス新潟からスコットランド1部セルティックへ完全移籍したばかりのDF稲村隼翔は、ブレンダン・ロジャーズ監督の構想外に。イングランド2部バーミンガム・シティへの移籍が破談に終わった後、セルティックで“2軍降格”となっているようだ。
稲村は今季ここまでスコットランド1部リーグ戦で1試合の出場にとどまっており、移籍ウィンドウ終了後は一度も公式戦のピッチに立っていない。UEFAヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバーからも外れているが、現在はセルティックBチームに帯同。24日開催のKDMエボリューショントロフィーでスタメン出場しているが、トップチームで出場機会がないだけに、Bチームでのプレーが続く見込みだ。
ELの登録メンバーには稲村と同じく、川崎フロンターレから加入の日本代表FW山田新も名を連ねていないが、現地『セルティックスター』は「なぜ新戦力がELでプレーしないのか疑問だ」とした上で、「クラブは移籍市場で効果的な計画を立てておらず、ロジャーズ監督に対してヨーロッパのトップチームと渡り合えるだけの十分な準備を整えていない」と批判している。
稲村については、8月にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフの登録メンバーから外れると、ロジャーズ監督は21日に「(稲村を今季の構想から外した決断は)とても簡単だった。彼はまだ私が期待するレベルに達していない」などと、構想外を明言している。
またセルティックの左サイドバックでは、DFキーラン・ティアニーやDFリアム・スケールズがポジション争いを展開。8月末にアルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズから元ウルグアイ代表DFマルセロ・サラッキが加入しただけに、稲村はしばらくBチームで飼い殺しとなりそうだ。
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