
東京ヴェルディから海外移籍を果たしたDF綱島悠斗が、新天地のベルギー1部ロイヤル・アントワープで問題を抱えている模様。同選手のコンディション不良を巡り、現地で波紋が広がっている。
綱島は8月10日のベルギー1部リーグ第3節OHルーヴェン戦でデビューしたものの、第4節シャルルロワ戦まで2試合つづけて負傷交代。足をつったことが原因だと報じられると、8月30日の第6節KVCウェステルロー戦はコンディション不良により欠場している。
その後、代表ウィークによる中断期間を経て、9月14日の第7節KAAヘント戦から2試合つづけてピッチに立っているが、依然として足に問題を抱えている模様。ベルギー『HBVL』は22日に「彼のけいれん症状は、依然として話題となっている」と伝えているが、「なぜ症状が続くのか謎だ」「原因不明であり、まだ解決に至っていない」と同選手が今もなお不安を抱えているという。
また、同選手は9月20日に行われたアンデルレヒト戦でスタメン出場し、後半13分に交代。強豪相手に0-0という結果だったが、ベルギー『Voetbal』が試合後に「綱島は厳しいトレーニングセッションには耐えられるものの、試合となると苦戦を強いられることが多い」と指摘するなど、フィジカル面で問題点がある可能性も考えられるところだ。
現在25歳の綱島は、東京V下部組織出身。高校在籍時にトップチーム昇格とはならなかったものの、国士舘大学時代に頭角を現し、2023年に東京Vのトップチームへ加入。プロ1年目からJ2リーグ戦34試合の出場で2ゴールと、チームのJ1昇格に大きく貢献。プロ2年目は初のJ1ながらも、リーグ戦30試合の出場と地力を見せており、2025シーズンもここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場。城幅浩監督からの信頼を勝ち取っていた。アントワープ移籍後、東京V時代とは違って不安を抱えているだけに、同選手の今後が心配される。
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