プレミアリーグ アーセナル

「なんという選手だ…」予想外のアーセナルの選手が今季の最も重要な契約に?

クリスティアン・モスケラ 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは今2025/26シーズン開幕前に複数の補強を行い、総額で2億5400万ポンド(約509億円)を投じた。その中で大きな注目を集めたのがチェルシーから加入したFWノニ・マドゥエケだ。23歳の新戦力は開幕から結果を残し、当初は懐疑的だったサポーターを黙らせるパフォーマンスを披露している。

 しかし、静かに存在感を増している補強がDFクリスティアン・モスケラだ。ラ・リーガのバレンシアから移籍金1300万ポンド(約26億円)で加入した同選手は、DFウィリアン・サリバの負傷を受けてプレミアリーグでデビュー。その後のUEFAチャンピオンズリーグ、アスレティック・ビルバオ戦(2-0)では無失点に貢献した。

 UKメディア『TBR Football』によると、アーセナルのサポーターからは同選手は「規格外」と称され、さらにラ・リーガのバレンシアに所属するFWディエゴ・ロペスも試合後にSNSで「なんという選手だ」と賛辞を送った。

 モスケラは当初サリバとDFガブリエウの控えとして見込まれていたが、現在の出来を考えれば、アーセナルのミケル・アルテタ監督がサリバ復帰後に選手選考に頭を悩ます可能性もあるだろう。

 さらに、モスケラはこれまで負傷歴がない。サリバが通算339日、ガブリエウが249日を故障で欠場しているのに対し、モスケラは常に出場可能な状態を保ってきた。9月22日のマンチェスター・シティ戦ではFWアーリング・ハーランドを相手に最大の試練を迎えるが、ここで結果を残せばアーセナルにおいて最も信頼されるセンターバックに位置付けられるだろう。