
プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏、クリスタル・パレスからMFエベレチ・エゼを6800万ポンド(約136億円)で獲得した。エゼは1試合の先発と1試合の途中出場で既に1アシストを記録している。
しかし、アーセナルは本来、エゼではなくレアル・マドリードに所属するトルコ代表のMFアルダ・ギュレルを狙っていたとUKメディア『TEAMtalk』が伝えた。
同メディアによれば、2025年7月下旬にマドリードはギュレルをアーセナルに提示し、DFウィリアム・サリバとの交換を計画していた。さらにDFラウル・アセンシオを完全移籍で譲渡する用意もあった。
移籍専門記者ファブリツィオ・ロマーノ氏は、アーセナルが昨2024/25シーズンにギュレルを追跡しており、カルロ・アンチェロッティ前監督を続投していた場合は入札を検討していたと伝えた。
ギュレルは現在20歳で、マドリードにシャビ・アロンソ監督が就任した2025年5月以降、FIFAクラブワールドカップで主力として起用された。5試合先発、1試合途中出場で1ゴール2アシストを記録し、確固たる地位を築いた。
同選手は今2025/26シーズンのラ・リーガでも既に4試合で2ゴール1アシストを挙げ、FWキリアン・エムバペと強力なコンビを形成している。
スペインメディア『Defensa Central』によれば、プレミアリーグの複数クラブがギュレルに対して1億5000万ユーロ(約260億円)の支払いを検討しているが、マドリードは売却を望んでいない。本人もマドリードでのプレイに満足しており、アロンソ監督の下でプレーを続ける意志を持っているようだ。
アーセナルの主将MFマルティン・ウーデゴールが2021年にマドリードからローン加入した後にアーセナルで成功を収めた事実を踏まえれば、20歳のギュレルも同様の成長を遂げる可能性は高かった。エゼが27歳である点を考えると、ギュレルの方が将来的な価値や転売益も見込めただけに、アーセナルが動かなかった判断は大きな失策と『TEAMtalk』は指摘している。
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