高校サッカー

高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEAST注目選手4選【2025】

吉田湊海 写真:Getty Images

高校年代最高峰リーグの一翼を担う高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEAST(以下EAST)は、今季も熾烈な優勝争いが繰り広げられている。9月15日現在は鹿島アントラーズユースが首位に立ち、流通経済大学付属柏高校、FC東京U-18、前橋育英高校、東京ヴェルディユースといった名門が激しく追随。各チームが持つ伝統と育成成果がぶつかり合い、毎節ごとに順位が入れ替わる展開となっている。

ここでは、EASTから特に注目を集める4人を紹介する。個の力で試合を決めるストライカーやゲームを操る司令塔、そして日本サッカーに新しい風を吹き込む逸材たちである。


鹿島アントラーズ 写真:Getty Images

吉田湊海(鹿島アントラーズユース)

首位争い中の鹿島アントラーズユースで特に注目したいのがFWの吉田湊海だ。2025年7月に行われた日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では得点王に輝き、チームの優勝を支える原動力となった。大会を通して安定した得点力を発揮し決定機を確実にものにする姿は、同世代の中でも際立っている。

ゴール前での鋭い動き出しと相手ディフェンスの隙を突くポジショニングが際立ち、左右両足でゴールを狙える。さらに、状況に応じて冷静にフィニッシュできる判断力も備えている。相手最終ラインを巧みに突く駆け引き、クロスやスルーパスを絡めた連係プレーにも秀で、単なるフィニッシャーにとどまらずチーム全体の攻撃に厚みをもたらしている。

また、世代別日本代表での活躍も印象的だ。コーナーキックからのヘディング弾や、ペナルティーエリア外からの鋭いミドルシュートなど多彩な得点パターンを見せており、空中戦や遠距離からの決定力も兼ね備えている。

吉田は今年4月29日のJ1第13節横浜FC戦でJリーグデビューを果たし、クラブ最年少記録を更新した。この若さでトップチームの試合に出場した経験は、精神面の成長にもつながるだろう。高校年代での活躍に加え、すでにプロの舞台で存在感を示したことから、将来のJリーグを代表するストライカーに成長する可能性が大いに期待される。


流通経済大学付属柏高校 写真:Getty Images

大藤颯太(流通経済大学付属柏高校)

流通経済大学付属柏高校のFW大藤颯太は、高校サッカー界でも屈指の得点力を誇るストライカーだ。身長189cmの大型フォワードでありながらスピードや瞬発力にも優れ、相手ディフェンスの背後に走り込む動きや、ボールを受けてからの反転、ワンタッチでのシュートなど多彩な動きでゴールを脅かす。

2025年のEASTではここまで8得点を挙げ、得点ランキング上位に位置している。さらに全国高等学校総合体育大会(インターハイ)でも3ゴールを記録し、その得点力を全国の舞台でも証明した。

大藤の強みはシュートバリエーションの多様さにある。主に足でのフィニッシュが多いものの、空中戦でも存在感を発揮し相手DFにとっては予測しにくいゴールパターンを持っている。また、強豪クラブ相手でも重要な局面で決定機を作り出しており、精神面での安定と勝負強さも兼ね備えている。こうした複数要素により、多くのプロクラブやスカウトの注目を集める逸材として評価されている。

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名前:Nao
趣味:サッカー観戦、お酒、子供が所属するサッカークラブの応援
2023年からライターとしての活動を始めました。プライベートでは3人の男児の父親、個人ブログ「FootballAnalysis」を運営しています。サッカーがある日常、特に試合がある日の街の風景やスタジアム周辺の雰囲気が大好きです。多くの人にサッカーの楽しさを知って頂ける記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

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