ラ・リーガ バルセロナ

バルセロナとアーセナルがブラジルの逸材DF獲得に向け争奪戦か?

バルセロナ 写真:Getty Images

 ブラジルサッカーは次々と才能ある若手選手を輩出しており、欧州の各クラブは常に南米の新星に目を光らせている。

 そんな中で、スペインメディア『Barca Universal』は、ラ・リーガのバルセロナや他の欧州強豪クラブが、ブラジル1部のパルメイラスに所属するDFルイス・ベネデッティに関心を寄せていると報じた。

 スペインメディア『AS』によれば、バルセロナはすでにベネデッティ獲得に向けて1200万ユーロ(約21億円)を用意しているという。しかし、パルメイラス側は19歳の逸材に対して少なくとも1500万ユーロ(約26億円)を求めている。

 ベネデッティは以前からブラジルのユース世代で頭角を現しており、パルメイラスではU-17とU-20チーム双方のキャプテンを務め、今年1月にはトップチームでプロデビューも果たしている優れた選手だ。

 パルメイラスのアベル・フェレイラ監督の下で出場機会はまだ限られているものの、プレミアリーグのアーセナルなどの強豪クラブが依然として強い関心を示している。

 19歳にして身長197センチのベネデッティは、最終ラインを統率するに十分な資質を備えている。空中戦に強く、ビルドアップ能力に優れ、足も速い。

 さらに左利きのセンターバックという点も特徴で、今2025年夏DFイニゴ・マルティネス(アル・ナスル)が予想外の形で退団したバルセロナにとっては、まさに補強ポイントに合致している。そのためクラブは1200万ユーロを投じる構えのようだ。

 ベネデッティは少なくとも2026年1月まではパルメイラスに残る予定だが、その時点で去就が明らかになるだろう。パルメイラスとしては、チームに残したい意向を持っているが、バルセロナやアーセナルをはじめ欧州ビッグクラブからの正式な高額オファーがあれば、放出の可能性も否定はできないだろう。