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日本代表に韓国指摘!「自己満足だ」JFA幹部の発言は「韓国代表を嘲笑」

日本サッカー協会 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、9月に行われた国際親善試合で、FIFAランキングで格上のメキシコ代表に引き分けたほか、アメリカ代表に完敗。一方、韓国代表はアメリカを下し、メキシコに引き分けているが、韓国では日本の試合結果に対する日本サッカー協会(JFA)幹部の発言が話題に。韓国に対して否定的な意見を述べた過去のコメントもクローズアップされている。

 韓国『OSEN』は12日、日本戦2試合の結果について「2試合いずれもノーゴールという結果は特に衝撃的だ。アジア最強を自負し、カタールW杯ではドイツとスペイン相手に好成績を残していた日本だが、北中米の強豪チームを相手に決定的なチャンスを作ることができなかった」と、攻撃陣の得点力不足を指摘。「結果が悪くても全く問題ない。むしろW杯に向けての力になる」という影山雅永JFA技術委員長の総括を伝えた上で、同委員長の過去の発言についてこう綴っている。

 「4月に開催されたAFC U-17アジアカップで韓国がインドネシアに敗れた際、『韓国のレベルは著しく低下した。これを教訓にすべきだ』と批判したが、同大会で日本はベスト16で敗退し、面目を失った。その時、韓国は準決勝まで勝ち進んだ。韓国を嘲笑した同氏は、自国の代表チームが無得点の2試合を無気力に過ごしたことを『問題ない』と評価。二重基準を露呈した」

 影山委員長のダブルスタンダードを指摘した韓国メディアだが、9月の国際親善試合の対戦カードが同じということもあり、日韓比較で優位との論調は拡大する一方。『OSEN』も 「アジア最強を自負する日本が精彩を欠いた攻撃を繰り返す中で、(影山委員長による)肯定的な評価はむしろ現実を無視した自己満足に映る」と攻勢を強めている。

 試合結果をどう受け止め、課題をどう克服するか。その姿勢こそが、日本代表の真価を問うことになるが、同時に韓国の論調を冷静に受け流すことも求められる。