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東京V・G大阪に在籍。STVV山本理仁に移籍浮上「リーグアン上位クラブや…」

山本理仁 写真:Getty Images

 東京ヴェルディ、ガンバ大阪在籍歴のあるパリ五輪U23日本代表MF山本理仁は現在、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の主力選手として活躍。2025/26シーズン終了後にフリーでSTVVを離れる可能性や、欧州5大リーグへステップアップ移籍する可能性もあるという。

 山本の去就を巡っては、ベルギー『Voetbal』が2025年5月の時点で「彼とSTVVの契約は来シーズン終了まで残っている」と報道。「来シーズンもSTVVでプレーするかどうかは分からない」と去就不透明との見方を示していたが、結局STVVに残留した。

 しかし、選手本人は2025年8月に「ブンデスリーガかプレミアリーグでプレーしたい」と移籍を熱望。海外メディア『TFA』は11日、同選手のプレースタイルや将来性、移籍の可能性についてこう伝えている。

 「山本は規律正しく、守備面で信頼できるミッドフィールダーであり、その知性、運動量、そして中盤でバランスを保つ能力により、守備と攻撃をつなぐ貴重な存在となっている。攻撃面で一貫性が欠けている点、空中戦での存在感の少なさに改善の余地があるものの、加速力、守備での存在感、そしてパス回しの際の落ち着きは、さらに成長するための強固な基盤となっている」

「彼は、前線での判断力をさらに向上させ、パスのエリアを広げることにより、ボールポゼッション重視のシステムやハイプレスの戦術によりフィットすることができる。より完成度の高いミッドフィールダーへと進化できる可能性がある」

 「まずベルギー1部のトップクラブやオランダ1部の上位半分など、欧州の中堅クラブでレギュラーの座を確立させるだろう。そこでうまくいけば、おのずとリーグアンの上位クラブ、ブンデスリーガの中堅クラブへ移籍する可能性がある」

 現在23歳の山本は、東京Vの下部組織出身。2022年7月にG大阪へ移籍すると、わずか1年でSTVVへ期限付き移籍。海外挑戦1年目からリーグ戦33試合に出場したが、2024/25シーズンは20試合の出場で1アシストとやや物足りない成績だったが、今季は開幕から全6試合スタメン出場で1ゴール1アシストと結果を残している。