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板倉滉、日本代表戦で負傷交代した意外な理由がオランダで話題に

板倉滉 写真:Getty Images

 9月7日にアメリカで行われた国際親善試合の日本代表対メキシコ代表は0-0のスコアレスドローとなった。この一戦で、日本代表はオランダ1部エールディビジ所属の日本人3人が先発した。フェイエノールトのFW上田綺世とDF渡辺剛、アヤックスのDF板倉滉だ。2人のフェイエノールト所属選手はフル出場したが、板倉は60分で負傷により交代を余儀なくされた。

 この拮抗した試合に関してと板倉の負傷に関して、オランダメディア『Voetbalzone』は以下のように伝えた。

 板倉は60分に右足首を痛めてやむなく交代し、DF関根大輝(スタッド・ランス)が投入された。板倉は試合後、「その時は痛みが強すぎたので止めた」とメディアに語り、現状を過度に心配していないと示した。

 さらに交代した“意外な理由”として「硬いグラウンドが影響した可能性がある。ドイツからオランダに移って以来、芝やピッチの違いを強く感じる。そのため、時折痛みが出たり、さまざまな箇所に張りを覚えた」と説明。

 続けて「試合後の足の感覚は試合中より良い」と付け加え、所属クラブのアヤックスにとっての安心材料とも受け取れる言葉を残した。

 また、同メディアは日本代表で過去と現在にエールディビジでプレーした選手にも注目した。

 森保一監督はエールディビジ勢を多く起用できると紹介し、上田、渡辺、板倉に加え、MF堂安律(現フランクフルト/元フローニンゲン、PSVアイントホーフェン)、DF菅原由勢(現べルダー・ブレーメン/元AZアルクマール)、MF佐野航大(現NECナイメヘン)、FW小川航基(現NECナイメヘン)も招集されていると伝えた。

 一方、メキシコ代表にはDFエドソン・アルバレスとDFホルヘ・サンチェス(いずれも元アヤックス)が先発で出場。FWサンティアゴ・ヒメネス(元フェイエノールト)、FWイルビング・ロサノ(元PSVアイントホーフェン)、DFマテオ・チャベス(AZアルクマール)はベンチスタートだった。

 負傷交代した板倉は、10日に行われるアメリカ代表との試合に向けて調整可能とも伝えられた。