
J1の浦和レッズに新加入したFWイサーク・キーセ・テリンは、9月5日にオンライン会見に臨み、自らの経験やクラブへの印象を語った。スウェーデン出身のフォワードは、これまで多くの国とリーグでプレーしてきたが、日本での新たな挑戦を望んでいたと明かした。
テリンは8月24日に浦和レッズ加入が発表された。移籍登録期間は終了していたが、前所属のマルメを退団し無所属だったため、今2025シーズンの出場資格を得ることが可能となった。
そして9月7日に行われたルヴァンカップ準々決勝第2戦・川崎フロンターレ戦(2-3)で日本デビューを果たし、後半27分に途中出場すると、その2分後の後半29分に同点ゴールを記録した。本人は「僕はいつでも準備できている。あとは監督が決めること」と会見で語っており、実際に結果を残す形でデビューを飾った。
日本サッカーについて同選手は会見で「スウェーデンよりも技術が高く、攻守の切り替えが速い」との印象を語る一方、日本特有の暑さにはまだ慣れていないと述べた。背番号は「9番が空いていなかったので、2つ並べて99番にした」と説明している。
また、同じスウェーデン出身のMFサミュエル・グスタフソンとの共闘にも期待を寄せ、「対戦していた時は相手にするのが厄介なので、彼がチームメートなのは好ましいし、彼から素晴らしいパスが来ると思う」と話している。
さらに、チームに溶け込むためにはピッチ内外での関係性構築が重要だと強調し、日本文化を尊重しながら学ぶ姿勢を示した。
浦和が後半の試合運びに課題を抱えている点についても触れ、マチェイ・スコルジャ監督と話し合ったことを明かした上で、「途中出場の際には経験を生かしてボールをキープし、時間を使うことを意識したい」とコメント。ターゲットプレーヤーとしてゴール前での役割を果たしていく決意を示した。
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