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日本代表の歴代最強スタメン。堂安律ではなく「伊東純也が…」海外記者選出

伊東純也 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月7日開催の国際親善試合でメキシコ代表と対戦する。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF遠藤航(リバプール)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)らの活躍が期待されるが、メキシコ戦を前に海外記者が日本代表の歴代最強スタメンを選出。MF伊東純也(ヘンク)ら一部選手のパフォーマンスを高く評価している。

 日本人選手やJリーグの情報に精通しているブラジル人ジャーナリストのチアゴ・ボンテンポ氏は6日、2023年9月に行われた国際親善試合ドイツ戦での日本代表スタメンに言及。この一戦では、DF冨安健洋(無所属)や伊東、FW上田綺世(フェイエノールト)らが活躍し、4-1で金星を挙げたが、同氏は「この試合は日本代表の歴史上最高のパフォーマンスと最強のスタメンだったと言える。ただの国際親善試合だったにもかかわらず、ドイツ相手に完全アウェイで大勝したのは驚くべきことだ」と評すると、「伊東が圧倒的なパフォーマンスを見せた」「冨安も素晴らしかった」と2選手を評している。

 このうち伊東は、2024/25シーズンまでスタッド・ランスの主力選手として活躍。リーグアンでのチャンス演出回数で上位に食い込むなど、欧州5大リーグで十分通用するだけのパフォーマンスを発揮していたが、ランスの2部降格もあり、2025年夏にベルギー1部KRCヘンクへ復帰している。

 日本代表でも右サイドを主戦場にしている伊東だが、同ポジションではMF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)と台頭が目立つ。それでも、田中マルクス闘莉王氏をはじめ一部の日本代表OBは、縦への突破力の有無という観点から、伊東を高く評価。北中米W杯アジア最終予選では、8試合の出場で1ゴール7アシストをマーク。ゴール、アシストを挙げた6試合では日本がいずれも勝利を収めている。

 今回の北米遠征ではFW中村敬斗(スタッド・ランス)の招集外により、伊東が左サイドハーフでプレーする可能性も一部で報じられている。いずれにせよ、少なくとも北中米W杯開催の2026年夏まで堂安とのポジション争いは続く見込みだ。

 なお、チアゴ氏が「歴代最強」と称するドイツ戦のスタメンは、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、冨安、DF板倉滉(アヤックス)、DF菅原由勢(ブレーメン)、遠藤、MF守田英正(スポルティングCP)、MF三笘薫(ブライトン)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、伊東、上田となっている。