Jリーグ

夏の移籍で戦力ダウンが心配なJ2クラブ3選【2025】

ブラウブリッツ秋田 写真:Getty Images

2位:ブラウブリッツ秋田

今夏のOUT選手

  • 小松蓮(ヴィッセル神戸へ完全移籍)
  • 川本梨誉(清水からの期限付き移籍を解消しFC岐阜へ期限付き移籍)
  • 深港壮一郎(町田からの期限付き移籍を解消しいわきFCへ完全移籍)
  • 井上竜太(東京ヴェルディへ完全移籍)

2020シーズンのJ3を優勝し、J2昇格以降中位をキープして昨季を10位で終えたブラウブリッツ秋田。吉田謙監督体制も6年目となり、さらなる躍進を期待された今季だったが、ここまでは苦しい戦いが続いている。前半戦は開幕こそ連勝スタートを切ったものの、その後の4連敗など4度の連敗があり低迷。後半戦に入り持ち直した感もあるが、トップハーフとは勝ち点が離れており昨季以上まで順位を引き上げられるかが今後の見どころとなりそうだ。

そんな秋田だが、今夏の移籍によってさらに苦しい戦いを強いられる可能性がある。FW川本梨誉とDF深港壮一郎の期限付き移籍解消に伴う他クラブへの流出については、彼らの今季の出場試合数を考えればチームへの影響は限定的だろう。しかし、その他個人昇格した2名については別だ。ヴィッセル神戸へと移籍したFW小松蓮は、昨年に続き攻撃の主軸選手。今季もすでに10ゴールと二桁得点を挙げてチームトップスコアラーとなっていただけに、その影響は計り知れない。また、守備でも19試合に出場していたDF井上竜太が東京ヴェルディへと移籍。まさに攻守の要を失う形となっていることから評価を2位とした。

今季はここまででチームの総得点が35とリーグ中位相当の得点力を見せている秋田だが、直近3シーズンはいずれもリーグ下位の得点数にとどまっており、小松の流出は特にここから先尾を引きそうだ。


モンテディオ山形のサポーター 写真:Getty Images

1位:モンテディオ山形

今夏のOUT選手

  • 髙江麗央(横浜FCへ完全移籍)
  • イサカ・ゼイン(ジェフユナイテッド千葉へ完全移籍)
  • 寺門陸(鹿児島ユナイテッドへ期限付き移籍)
  • 小西雄大(柏レイソルへ完全移籍)
  • 藤本佳希(愛媛FCへ完全移籍)
  • 吉田泰授(東京ヴェルディへ完全移籍)

昨季は最終的にJ1初昇格を果たしたファジアーノ岡山をはじめ、ベガルタ仙台、ジェフユナイテッド千葉と熾烈なプレーオフ圏争いを最終節まで繰り広げたモンテディオ山形。昨季を含め直近2シーズンはいずれも後半戦で驚異的な強さを見せて勝ち点を伸ばし、年間順位を1つずつ着実に挙げている。そのことから、今季も昇格候補の1つに数えられていた。しかし、残念ながら前半戦不調の悪癖は拭えず、ここまで15位と降格圏近くで終盤戦を迎えている。

すでに苦しいシーズンとなっている山形だが、この夏はさらに主力選手の多くがチームを離れ、今後さらに苦境に立たされる可能性もある。なかでも最も痛手なのはMF髙江麗央の横浜FCへの移籍だろう。昨年と同様今季もすでに5アシストと多くのゴールに関わっており、チームの潤滑油となっていただけにゲームメイクへの影響が気がかりだ。また、同じくチャンスメイクや得点力という面では、昨年まで二桁以上のゴールに関与してきたMFイサカ・ゼインや2023シーズンに二桁ゴールをマークし今季も3ゴールを挙げていたFW藤本佳希の流出も痛手と言える。

もちろん、昨季加わったFWディサロ燦シルヴァーノやMF土居聖真など主軸を担える選手たちは健在であり、J2上位クラスの戦力を誇るクラブであることは間違いない。しかし、それでも多くの主力選手がチームを去ってしまったことから評価を1位とした。

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名前:大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
好きなチーム:Jリーグ全般

サッカーを中心に、スポーツやエンタメなど複数ジャンルを扱うライターとして活動しております。Jリーグを中心に、日本のサッカーファンが楽しめる記事執筆を心がけていきますのでよろしくお願いします。

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