
FWジャーメイン良
評価:★★★★☆
昨夏のFW大橋祐紀の海外移籍に続き、冬にも得点源であった複数の外国籍選手がチームを離れた広島。そんな広島が今季新たな得点源として期待を寄せて獲得したのがFWジャーメイン良だ。ジャーメインは昨季リーグ戦で日本人トップタイとなる19ゴールをマーク。最終的に降格したジュビロ磐田で圧巻の得点力を発揮し、絶対的な存在として躍動していた。
高い得点力はもちろんのこと、前線で起点となれる身体の強さに背後へ抜け出すスピード、強烈な左足のシュートと多くの武器を搭載。残念ながら今季リーグ戦では現時点で1ゴールのみに留まっているものの、昨年ゼロだったアシストを早くも1つ挙げるなど攻撃の歯車としては役割を果たしていると言えよう。期待された得点については課題が残るが、攻撃のピースとしてチームへの貢献度が高いことから評価を「4」とした。

MF菅大輝
評価:★★☆☆☆
昨季の最終盤である12月7日に、2024シーズン限りで北海道コンサドーレ札幌との契約満了が発表されたMF菅大輝。去就が注目されるなか新天地としたのは広島だった。札幌で主に左サイドのウイングバックとして主力を務め、日本代表としての経験もある菅。広島での初陣となった富士フィルムスーパーカップでは、途中出場でいきなりアシストを挙げ華々しいデビューを飾っていた。
精度と威力を併せ持つ左足と上下動を繰り返す運動量が持ち味。広島の左サイドでは昨年MF東俊希が多くの試合に出場し、そのキック精度の高さで多くのチャンスを演出していたが、菅の加入によりポジション争いは一層熾烈なものとなっていることだろう。現時点ではベンチスタートが多いことから評価を「2」としたが、直近3試合ではスタメンを掴んで2つの勝利に貢献しており、これをきっかけとしてさらに序列を高めることができるか注目だ。

MF井上潮音
評価:★☆☆☆☆
中盤のかじ取りができる存在として横浜FCより広島へ加わったMF井上潮音。同じく新加入のMF田中聡や昨夏広島に帰ってきたMF川辺駿、U-20日本代表のMF中島洋太朗と強力なライバルを前にここまで出場は唯一先発した第4節の古巣・横浜FC戦のみとなっている。昨季はJ2で28試合に出場し横浜FCのJ1復帰にも大きく貢献したが、新天地では定位置を掴めていないことから評価を「1」とした。
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