Jリーグ

大ベテランからJ2初挑戦選手まで!評価急上昇中の守護神4選

田川知樹 写真:Getty Images

田川知樹(カターレ富山)

昨シーズン、J2昇格プレーオフを勝ち抜いて復帰を勝ち取ったカターレ富山。その富山で2023シーズンから正守護神の座に就いているのが田川知樹だ。2021シーズンに興國高等学校から横浜F・マリノスへと入団したものの、在籍2シーズンでの出場は0。カップ戦を含めて出場機会を得られず、2023シーズンに当時J3だった富山へ育成型期限付き移籍となった。

富山では1年目から正守護神として君臨し、チームの昇格に伴い今シーズンは自身初のJ2を舞台に戦っている。カテゴリーが上がることで苦戦する選手も珍しくないなか、田川は開幕戦からゴールマウスを守り続けていることに加え、ビッグセーブも連発。

第4節のジュビロ磐田戦では昇格候補に位置付けられる相手に対し、序盤のFWマテウス・ペイショットのヘディングシュートをはじめ攻守を何度も披露。3-1での勝利に多大な貢献を果たした。チームも6試合を終えて勝ち点10の6位と昇格チームとは思えない大健闘をみせており、田川をはじめとする守備陣がわずか4失点に抑えているからこその成績だといえる。


モンテディオ山形 写真:Getty Images

寺門陸(モンテディオ山形)

横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2021シーズンにトップチームの一員となった寺門。しかし1年目からレノファ山口へ育成型期限付き移籍している。その後2023シーズンまで期限付き移籍を続け、2年目は6試合、3年目は11試合と徐々に出場数を伸ばした。

一定の実績を積んで昨シーズンは横浜FMへと復帰したが、得られた出場機会はYBCルヴァンカップでの1試合のみ。今季、モンテディオ山形への完全移籍を選択した。山形では昨季まで不動の守護神だった後藤雅明がV・ファーレン長崎へと移籍したため、トーマス・ヒュワード=ベルや長谷川洸らとの熾烈なポジション争いが勃発している。

その中で第4節からは寺門がスタメン出場しており、チームもそれまでの3戦未勝利から寺門がゴールを守った3試合は2勝1分と持ち直している。キック精度や足元の技術が高い現代型のGKで、このままポジションに定着できればキャリアの転換期となりそうだ。

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名前河合脩瑛
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