日本代表・海外組 レンヌ

古橋亨梧、レンヌ退団決定か?クラブが後任候補の獲得に動く

古橋亨梧 写真:Getty Images

 リーグ・アンのスタッド・レンヌに所属する日本代表FW古橋亨梧が、今2024/25シーズン終了後にクラブを離れる可能性が高まっている。スコティッシュ・プレミアシップのセルティックから1月に加入してから数か月しか経っていないが、ピッチ上での存在感は乏しく、首脳陣はすでに後任候補の補強に動いているようだ。

 古橋は、1月にレンヌからオリンピック・マルセイユへ移籍したFWアミーヌ・グイリの穴を埋めるべく、1,200万ユーロ(約19億5000万円)でセルティックから獲得された。しかし、レンヌ加入後は2月2日のストラスブール戦(1-0)での先発を含む数分間の出場にとどまり、以降はベンチを温める状況が続いている。負傷の影響に加え、新たに就任したハビブ・ベイェ監督が求めるプレースタイルに適応しきれていない点も起用が限られる一因とされる。

 3月16日のランス戦(0-1)後に、ベイェ監督は「古橋は非常に機動力が高く、固定されたターゲットとなる味方が必要な選手だ。彼は連携を重視するタイプで、現在はそうした補完関係を高める取り組みをしている」と語っていたが、現状を打破するには至っていない。

 レンヌはすでに新たなアタッカーの獲得に動いており、フランスのサッカーメディア『Jeunes Footeux』によると、セリエAのウディネーゼに所属するFWフロリアン・トヴァンや、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズに所属するFWフラニョ・イバノビッチが候補に挙がっている。後者は今シーズン全コンペティションで46試合に出場し、19ゴール8アシストという数字を残しており、獲得には1,500万ユーロ(約24億円)が必要とされるようだ。

 古橋がこのままレンヌで活躍をせずに退団へ向かうのか、ここから巻き返しを図るのか。スコットランド、フランス、そして日本のファンから高い注目を集めている。