
YBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦の栃木シティ対鹿島アントラーズが3月20日、CITY FOOTBALL STATION(シティフットボールステーション)で開催。「アウェイ差別」との指摘が相次ぐ栃木のホームスタジアムの構造が話題になった一方、MF荒木遼太郎(鹿島)がキッカーを務めたPKの場面にも注目が集まっている。
0-0で迎えた53分、鹿島はPKを獲得すると、荒木がペナルティスポットの前に。PK直前にGK相澤ピーターコアミ(栃木)と向き合うなか、ヤジが飛んだ。そして荒木の右足から放たれたシュートを、相澤がセーブ。荒木は両手で顔を覆い、相澤はチームメイトから称賛を受けた。
ネット上では、中継映像からPK失敗のシーンを切り取った動画が拡散。ヤジの内容がはっきりと聞き取れるだけに、ヤジが荒木、相澤両選手に与えた影響を指摘する声が上がっているほか、ヤジを飛ばした人物の特定、処分を求めるコメントも湧き起こっている。
Jリーグ公式戦では、選手等に向けての野次が度々問題に。2024年4月7日に行われたJ1第7節のヴィッセル神戸対横浜F・マリノスでは、横浜FM所属選手に神戸サポーターが拡声器を通じて「おい早く立てよ!おい!立てよオラ!」と罵声を浴びせた。
なおJリーグは2025シーズン開幕前、選手、スタッフ、関係者等に対する誹謗中傷等の違法不当な行為について、法的措置を含めて厳正に対応する方針を打ち出している。試合中の悪質な野次に関しても、法的措置の対象となる可能性が考えられる。
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