Jリーグ ファジアーノ岡山

岡山ブローダーセンがJリーグ挑戦で得た「気付き」とは?引退後は「日本で…」

スベンド・ブローダーセン 写真:Getty Images

 東京五輪ドイツ代表GKスベンド・ブローダーセンは現在、ファジアーノ岡山の正守護神として活躍。3月29日の横浜F・マリノス戦で、FCザンクトパウリ時代のチームメイトであるFW宮市亮との直接対決が期待されるなか、日本での気付きや自身の将来について語っている。

 海外メディア『フラッシュスコア』で3月17日に掲載された記事によると、日本人の妻を持つブローダーセンは「別の惑星にいるような感覚だった。何も理解できず、少し怖かった。でも、この状況は自分がどんな人間なのか、どんなサッカー選手になりたいのかを知る素晴らしい機会だと思った」などと、2021年の来日当初の心境を振り返ると、Jリーグ挑戦による変化についてこう語ったという。

 「若い頃の僕のスタイルは、とてもアグレッシブで、よく叫んでいた。でも日本にやって来て、そんなことをしてもうまくいかないと気付いた。『これが本当にいいプレーなのか』と自問自答する必要がある。それが、今まで自分が望んでいたレベルに到達できなかった理由かもしれない。日本での経験を通じて、人間的にかなり成長した。自分のまわりや、自分の人生に関わる人たちとの繋がりができた」

 また、同選手は自身の今後について「どこへ行くのか、まだ分からない」と述べつつも、「引退後は日本で大学に通って、日本語を勉強したい」とコメント。来日当初、ドラゴンボール、ポケモン、遊戯王など、日本の人気アニメなどを通じて日本語を習得したこともあり、“日本愛”を公言している。

 2021年夏、宮市に相談した上で、横浜FCへ移籍したブローダーセン。岡山加入1年目の2024シーズンに、クラブ史上初のJ1昇格を成し遂げるなど、日本で成功を収めているだけに、多くのファン・サポーターがJリーグでのプレー続行を望んでいるはずだ。