
スポルティングCP所属MF守田英正は、3月15日開催のポルトガル1部リーグ第26節のファマリカン戦でスタメン出場。自ら途中交代を申し出るなど、疲労の色が濃いだけに、現地では同選手がFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に臨む日本代表へ招集されたことを疑問視する意見が上がっている。
2024年12月からコンディション不良に悩まされている守田は、公式戦での出場と欠場を繰り返す中、3月9日の第25節カーザ・ピア戦で復帰。ファマリカン戦では73分までプレーしたが、スポルティングのルイ・ボルジェス監督は試合後に「守田は疲れて、途中交代を申し出た」とコメント。同選手のコンディションについて「フル出場できない」と説明した。
また、スポルティングの専門サイト『leonino』は15日に「守田は復帰したばかりであるにもかかわらず、日本代表への招集により再び離脱する」とリポート。30時間、24000キロという長距離移動が同選手のコンディションに影響を及ぼす可能性を指摘したほか、疲労によるファマリカン戦での途中交代を受けて、一部メディアは「守田の日本代表招集は違う」などと、日本サッカー協会(JFA)や森保一監督へ批判の矛先を向けている。
MF遠藤航(リバプール)とともに日本代表の中盤センターを支える守田だが、同選手の長距離移動は以前からポルトガル国内で問題視されていた。スポルティングのルベン・アモリム前監督は2024年9月、守田の代表招集について「日本代表への招集により、長距離移動をして時差や生活リズムが頻繁に変わる。適応する時間はほとんどない。代表に招集されるとほぼ毎回起こることだ」などと語っていた。
また、FIFPRO( 国際プロサッカー選手会)の報告によると、守田は2023/24シーズンの欧州クラブ所属選手を対象とした「公式戦・国際Aマッチに伴う移動距離ランキング」で9位に。142329キロという移動距離、186時間にものぼる移動時間が、ポルトガル国内で話題になっていた。
コメントランキング