鹿島アントラーズvs浦和レッズで中指立てる侮辱行為…無期限入場禁止処分の前例も

　明治安田J1リーグ第6節の鹿島アントラーズ対浦和レッズが3月16日、鹿島のホームである茨城県立カシマサッカースタジアムで開催。SNSに投稿された動画や画像が物議を醸しており、一部観客の侮辱行為が話題になっている。

　動画はスタジアム周辺で撮影されたもので、試合前に会場に到着する浦和のチームバスに向かって、背中に『Yellow Hat』『12』とマーキングされた上着を着ている人物が両手で中指を立てている。また、試合後には中指を立てる決定的瞬間を捉えた画像が拡散されている。

　鹿島サポーターとみられる人物による行為は、両クラブのファン・サポーターらにとって議論の対象に。Xでは、当該人物に対する批判や、対戦相手へのリスペクトを求める意見が相次いでいるほか、鹿島に対して人物の特定と処分を求める声も。一方で、浦和と鹿島が以前からライバル関係にあることから、こうした行為の許容を求める意見も上がっている。

　Jリーグの公式サイトでは、「差別的、侮辱的もしくは公序良俗に反する言動」が試合観戦の際の禁止事項として定められているが、2025シーズンも試合会場や会場周辺での侮辱行為は後を絶たない。

　2024年3月16日にNACK5スタジアムで行われたJ3第4節の大宮アルディージャ（現RB大宮アルディージャ）対奈良クラブでは、ホームチームのサポーター1名がピッチに向けて中指を立てたとして、クラブが当該サポーターに無期限入場禁止処分を科している。