
グループ4:曲者ぞろいで混戦模様
- 東京ヴェルディ(J1)
- AC長野パルセイロ(J3)
- ブラウブリッツ秋田(J2)
- 愛媛FC(J2)
- アルビレックス新潟(J1)
- ヴァンラーレ八戸(J3)
- サガン鳥栖(J2)
- 松本山雅(J3)
全7グループ中、最も予想の困難なのがこのグループだろう。昨年プレーオフラウンドへ進んだのはアルビレックス新潟のみだが、1歩手前まで勝ち進んだチームが東京ヴェルディ、AC長野パルセイロ、ブラウブリッツ秋田、サガン鳥栖と4チームおり不気味な存在と言える。
とはいえ、もちろん本命はJ1の2クラブ。東京V、新潟のいずれも今冬は若手を多くチームに迎えており、チームの強化を図る上でも重要な位置づけとなる大会と言えよう。直近の直接対決(J1第5節)では2-2とドローに終わっており、順当に勝ち上がったとしても予想は難しい。今季こそ優勝を成し遂げたい新潟に、曲者と言える各クラブがどう立ち向かうか見ものだ。

グループ5:J2の雄が大本命か
- FC東京(J1)
- 奈良クラブ(J3)
- いわきFC(J2)
- RB大宮アルディージャ(J2)
- 湘南ベルマーレ(J1)
- ツエーゲン金沢(J3)
- V・ファーレン長崎(J2)
- ザスパ群馬(J3)
各カテゴリーで好調なクラブも多いグループ。J1クラブでは直近のゲームで敗れたものの開幕から4戦負けなしと好スタートを切った湘南ベルマーレに注目。ただし、選手層の厚さを見るとJ2のV・ファーレン長崎とRB大宮アルディージャも引けを取らない。
特に長崎はリーグ戦においてMFマルコス・ギリェルメやFWエジガル・ジュニオを控えに置くことも多くなっており、カップ戦ではスタメン起用の可能性も高い。また、ジョーカーとして存在感を出しつつあるMF松澤海斗も注目すべき選手と言えよう。J1で好調な湘南がカップ戦でも勢いを活かせるかが注目ポイントだが、選手層で言えば長崎にも十分つけ入る隙はありそうだ。

グループ6:西日本勢に対する伏兵の存在感
- セレッソ大阪(J1)
- カマタマーレ讃岐(J3)
- 徳島ヴォルティス(J2)
- FC今治(J2)
- 京都サンガ(J1)
- ガイナーレ鳥取(J3)
- モンテディオ山形(J2)
- 鹿児島ユナイテッド(J3)
西日本の各地を本拠地とするクラブが多くを占めるグループ。他のグループと同様、ここでも主役となりそうなのはJ1のセレッソ大阪と京都サンガであり、特に各ポジションに若手の有望株が多いC大阪はチームの底上げを図る機会としても有意義な大会にしたいものだ。
そんななか、不気味な存在なのが唯一の東日本のクラブであるモンテディオ山形。リーグ戦では3連敗スタートとなったが直近は2連勝を果たしており、何より選手層の厚さはJ2屈指。特に攻撃陣ではリーグ戦のベンチにも強力な選手たちが揃っている。本命C大阪に対する京都という構図であることは事実だが、ダークホースとして山形の戦いからも目が離せない。

グループ7:連覇に挑む名古屋グランパス
- 名古屋グランパス(J1)
- テゲバジャーロ宮崎(J3)
- ジェフユナイテッド千葉(J2)
- カターレ富山(J2)
- アビスパ福岡(J1)
- FC琉球(J3)
- ベガルタ仙台(J2)
- 栃木SC(J3)
昨年の王者・名古屋グランパスが属するグループ。名古屋はリーグ戦でこそ苦戦しているものの、この冬の補強によって攻守ともに分厚い選手層を誇りカップ戦を戦うにも十分な戦力が整っている。対抗馬となるのはアビスパ福岡、ジェフユナイテッド千葉、ベガルタ仙台の3クラブ。特に千葉はリーグ戦で快調な滑り出しとなっており、チームとしての勢いを継続するためにもカップ戦への意気も上がってくるはずだ。
また、昨年J3から唯一プレーオフラウンドへ進出したカターレ富山も気になる存在。今季はJ2へ昇格し開幕から5試合で3勝と好スタートを切っていることから、昨季に続けてカップ戦での躍進も期待できる。名古屋優位との見方ができるものの、リーグ戦での不調を引きずるようならば一気に見通しが立たないグループとなる。大番狂わせが起こるとすれば、昨年の覇者がいるこのグループなのかもしれない。
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