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アビスパ福岡vsFC東京でPKあった?清水勇人主審の判定に異論も

アビスパ福岡 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第6節のアビスパ福岡対FC東京が3月15日、福岡のホームであるベスト電器スタジアムで開催。日本代表DF長友佑都(FC東京)、GK村上昌謙、DF志知孝明(いずれも福岡)が絡んだシーンにおける清水勇人主審のジャッジが話題を呼んでいる。

 0-0で迎えた66分、FC東京は敵陣右サイドからMF小泉慶がスルーパスを供給すると、これに長友が反応。ペナルティエリアでボールコントロールを試みたが、志知の激しいコンタクトを受けた。それと同時に、ボールを両手でキャッチしようとした村上は、志知からのコンタクトで転倒した長友と交錯。長友の膝が顔面に入り、しばらくピッチで仰向けになっていたが、立ち上がってプレーを続けた。

 清水主審は福岡ボールで試合を再開させたが、インターネット動画配信サービス『DAZN』で解説を担当した中払大介氏は、「後ろから背中を押している部分もある」「長友からしたら致し方ない」とコメント。ネット上では、背後から両手で長友を押した志知のファウルや、FC東京のPK獲得を主張する意見も噴出。FC東京にPKを与えなかった清水主審のジャッジや、志知のプレーに対する否定的なコメントも湧き上がっている。

 同主審のジャッジは、46分のシーンでも話題に。すでにイエローカードを1枚もらっていたMF橋本拳人(FC東京)はセンターサークル付近でFW紺野和也(福岡)と接触。紺野が先にボールに触れた直後、左足で同選手の足を踏みつけていただけに、主審は福岡にフリーキックを与えたものの、橋本にイエローカードを提示せず。しかし、中払氏が「カードが出てもおかしくない」と私見を述べると、一部のファン・サポーター等からも同様の意見が上がっていた。

 なお、清水氏は3月2日に行われたJ1第4節のサンフレッチェ広島対横浜FCでも主審を務めたが、この試合でも一部のジャッジを巡り、議論が白熱。同主審の判定基準に疑問の声が相次いだほか、広島のミヒャエル・スキッベ監督は試合後、アクチュアルプレーイングタイム(APT)の増加などを目的としたファウルの判定基準に関するJリーグの方針を批判していた。