
C大阪の弱点を突く
前半32分、自陣タッチライン際でボールを受けた舩木に湘南MF小野瀬康介が寄せる。小野瀬の斜め後ろで香川がフリーになっていたが、舩木は縦パスを選択。このパスを受けようとしたC大阪のMF阪田澪哉を、湘南MF鈴木雄斗(センターバック)とMF藤井智也が挟み込んでボールを奪うと、小野瀬のロングパスに福田が反応する。相手最終ライン背後へ走った福田のラストパスを、今季よりキャプテンを務める21歳の鈴木章斗が受け、強烈なミドルシュートをゴールネットに突き刺した。
後半6分にも小野瀬のロングパスがC大阪の最終ライン背後に到達し、これに反応した鈴木章斗が追加点を挙げる。試合序盤から不揃いで、上げ下げも緩慢だったC大阪の最終ラインの背後を湘南は何度も突き、2得点に結びつけた。
後半12分、C大阪のMFルーカス・フェルナンデスのフリーキックに進藤がヘディングで合わせ、1点差に詰め寄るゴールを挙げる。湘南は失点後も[4-1-2-3]に布陣を変えたホームチームに攻め込まれたものの、こちらも[5-4-1]への布陣変更を行い、自陣への撤退守備で猛攻を凌ぎきった。

改善された攻撃配置
昨夏よりビルドアップ時の選手配置が改善され、パス回しが円滑になった湘南。昨シーズン序盤は3センターバックの両脇の選手がタッチライン際でボールを保持する場面があり、それゆえ相手のハイプレスをもろに浴びていたが、センターバックがペナルティエリアの横幅に収まる立ち位置をとるようになった昨夏以降はパス回しが安定。中央と左右、どの方面へもパスを出せる状況を常に作ることで、相手の守備の出足を鈍らせていた。
今回のC大阪戦では自陣後方タッチライン際へ降りる場面が散見されたものの、藤井と畑の両ウイングバックは今季開幕からの2試合で概ね高い位置をキープ。両選手とも相手のサイドバックとサイドハーフの間でボールを受け、相手ゴールを向いてドリブルを仕掛けたときの破壊力は抜群であり、これは湘南の今後の武器となり得る。攻撃時の両ウイングバックの立ち位置も昨夏以降に改善されており、今季もこれが湘南のバロメーターとなりそうだ。
攻撃面に関しては昨季の基盤を活かせているだけに、湘南としては守備のアップデートを急ぎたいところ。昨年のJ1リーグにおける無失点試合数は6で、これは同リーグワーストタイの成績である。守備の改善が、今季の上位フィニッシュに欠かせないのは明白だ。
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