
2024シーズンのJ2得点王であるFW小森飛絢は、ジェフユナイテッド千葉からシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍。日本代表DF冨安健洋(アーセナル)への憧れを明かしたほか、Jリーグとベルギー1部リーグの比較で大胆なコメントを残していたが、新天地で苦しんでいるようだ。
現在24歳の同選手は、プロ1年目の2023シーズンから2桁ゴールを挙げてJ2ベストイレブンに選出されると、2024シーズンもリーグ戦38試合の出場で23ゴールをマーク。2年つづけての個人タイトル獲得が評価され、海外挑戦を果たした。
2025年1月中旬にSTVVに合流した小森は、19日開催のベルギー1部リーグ第22節スタンダール・リエージュ戦でデビュー。84分からピッチに立ったが、その後はリーグ戦2試合で途中出場した後、2月15日のクラブ・ブルッヘ戦ではベンチ入りも出番なし。21日のKVメヘレン戦ではベンチ外と、コンディション不良の可能性も考えられるが、早くも厳しい立場に置かれているかもしれない。
そんな小森はSTVV移籍直後の1月、ベルギー紙『HBVL』のインタビューに対応。同紙で1月14日に掲載された記事によると、本人は「STVVでプレーしていた冨安健洋(現アーセナル)に感銘を受けている」と語った上で、「ベルギーと日本のプレースタイルが違うことは理解している。ただJ2リーグとJ1リーグのレベル差はそこまでないし、J1リーグとベルギー1部リーグの差もそこまでない」とコメント。新天地でのプレーに自信を覗かせていただけに、出場時間30分程度でノーゴールという結果に満足していないはずだ。
なお千葉からSTVVへの期限付き移籍期間は、2025年1月7日から2025年6月30日まで。1部残留プレーオフ圏内に沈んでいるSTVVの現状も踏まえると、結果を残さなければ2024/25シーズン終了後に千葉へ復帰するというシナリオも考えられる。
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