
ASモナコは2月18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント・プレーオフの2ndレグでベンフィカに3-3と引き分けに終わり、2試合合計スコア3-4で敗退。フランスのサッカー事情に詳しい元日本代表関係者が、1ゴールでCLの日本人選手最多得点記録更新の日本代表MF南野拓実を称えた一方、モナコの欠点を指摘している。
リーグフェーズで4勝1分3敗と、17位でプレーオフへ進出したモナコだが、ベンフィカ相手に1stレグで0-1と敗北。ベスト16入りへ勝利が必要というなか、2ndレグでは先制ゴールを許したものの、32分に南野のゴールで同点に。その後は点の奪い合いとなったが、84分に同点ゴールを許すと、そのまま試合終了。惜しくもベスト16進出を逃している。
かつてフィリップ・トルシエ監督の通訳を務めていた日本代表を支えていたフローラン・ダバディ氏は、試合後にXを更新。「フットサルで例えるなら、モナコは格上のとても器用な若いチームでながら、体力とメンタルある格下ベテランチームに負ける展開でしたね。残念」と総括している。
つづけて「南野拓実は素晴らしい内容でしたし、モナコはよう戦ったよ」と評価。その上で、モナコの戦い方について「これからのリーグ戦も4バックやめて、3バックにするべきです。今のモナコの守備陣は4バックでやれる守備のIQがないのです」と、守備陣の一部選手に厳しい目を向けている。
なおダバディ氏は、一部モナコ所属選手のメンタリティーに改善の余地があると考えている模様。2025年1月17日に行われたリーグアン第18節で、リーグ最下位のモンペリエに1-2で敗れた後、Xで「南野はひとりでカウンター時のプレッシングや攻守の切り替えをしていた」とした上で、「(モンペリエ戦でプレーした)4人の若手選手については、ピッチ上でのプロ意識が欠如していた」と批判していた。
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