Jリーグ

【J1リーグ2025】いきなり魅せた!開幕戦で活躍した新戦力5選

小畑裕馬 写真:Getty Images

小畑裕馬(アビスパ福岡)

昨季まで5シーズンにわたってチームを率いた長谷部茂利監督が退任し、新たに金明輝監督を迎えてスタートを切った今季のアビスパ福岡。開幕節の柏レイソル戦では、東京ヴェルディからこの冬加わったMF見木友哉やサンフレッチェ広島から期限付きで3年ぶりに帰ってきたDF志知孝明がスタメンに名を連ね、さらに守護神にはベガルタ仙台から新加入のGK小畑裕馬がピッチに立った。

福岡のGKと言えば昨季までは村上昌謙と永石拓海がポジションを争っていたが、そこに小畑が割って入る形となっている。2023シーズン以来久々のリーグ戦出場がJ1の開幕戦となった小畑だが、早速攻守に好プレーを連発していた。守備ではエリア内のこぼれ球に素早く反応して距離を詰め身体を張ったセービングを披露し、攻撃では高精度のフィードから攻撃の起点としても存在感を発揮。残念ながら後半の失点によりチームは黒星発進となったが、新生福岡の重要なピースの1つとして与えられた役割の一端が垣間見えるゲームとなったのは間違いない。次節以降も新天地での挑戦をスタートさせた若きGKの活躍から目が離せない。


中村草太 写真:Getty Images

中村草太(サンフレッチェ広島)

ガンバ大阪のMF名和田我空、名古屋グランパスのMF加藤玄と開幕早々ルーキーがスタメン出場を果たすチームもあった今季のJ1リーグ。しかし、開幕戦で最も活躍したルーキーと言えば町田ゼルビア戦で途中出場を果たしたFW中村草太ではないだろうか。

開幕前に行われたAFCチャンピオンズリーグ2 2024/25のナムディンFC戦でゴールを挙げた中村は、町田戦でも1-1で迎えた後半戦の中盤に投入されるとすぐさまミドルシュートのこぼれ球を押し込んでゴールをマーク。結果的に中村の逆転ゴールによってチームは昨季3位の町田から白星を挙げ、幸先良くシーズンをスタートさせている。今季こそ優勝を目指す広島にとって得難い勝ち点3となったことは言うまでもない。いきなりの活躍で定位置確保に向けてのアピールにも成功した中村。今季ルーキーの中でも今後の出場と活躍が最も楽しみな存在であると言えよう。


マテウス・ブエノ 写真:Getty Images

マテウス・ブエノ(清水エスパルス)

昨季J2リーグを優勝で終え、3年ぶりにJ1の舞台へ帰ってきた清水エスパルス。2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝でも対峙した東京ヴェルディと国立競技場で運命的ともいえる2025シーズン開幕戦を迎えた。多くの観客が詰めかけた試合は、前半の終わり際に清水のエースFW北川航也が奪ったゴールを最後まで守り切り、清水が雪辱を果たして白星を得た。

エースのゴールや新守護神GK沖悠哉の好セーブなど見どころも多くあったこの試合。中盤でひときわ存在感を放っていたのが、新加入の外国籍選手であるMFマテウス・ブエノだ。スタメン出場を果たすと、冷静沈着なボールキープと丁寧なパスでゲームをコントロール。セカンドボールの回収役も担い、派手さはないものの安定感抜群なプレーを90分間継続した。ポジションを争うライバルは多くいるが、開幕戦を見る限りチームへのフィット感は上々。次のホーム開幕戦でも最注目の選手の1人だ。

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名前大島俊亮
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