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レンヌ移籍の古橋亨梧は通用する?モナコ南野拓実が思う「リーグアンの難しさ」とは

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表MF南野拓実(ASモナコ)、MF伊東純也、FW中村敬斗(スタッド・ランス)ら日本人選手の活躍が目立っているリーグアン。2025年1月末にはFW古橋亨梧がスコットランド1部セルティックからスタッド・レンヌへ完全移籍している。リーグアンの特徴については以前、南野が自身の経験等をもとに語っていたが、古橋がレンヌで成功するためのヒントが南野のコメントに含まれているかもしれない。

 2021年夏にヴィッセル神戸から海外挑戦を果たし、セルティックの絶対的ストライカーとして活躍してきた古橋。日本代表招集外で度々話題になっているが、それでも2024年夏以降にマンチェスター・シティやMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドなど複数クラブからの関心が報じられると、2025年1月27日にレンヌへの完全移籍が正式決定。2027年6月までの複数年契約を結んだが、その直後にホルヘ・サンパオリ監督が解任されている。

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 レンヌでの起用法や日本代表復帰の可能性を含めて、古橋の今後に多くのサッカーファンが注目しているが、モナコの主力選手として活躍している南野は2024年5月、リーグアン公式サイトのインタビューで、同リーグで成功するための条件等についてこう語っていた。

 「リーグアンは他のリーグと比べて、よりダイナミックでタフ。(日本人選手が成長できる可能性は)クラブにもよるけど難しい。1対1の状況が多いと思う。(伊東)純也君のような割と特徴のある選手の方が、もしかしたらフィットするのかな。1対1の場面が多いので、そこで勝つ選手が重宝されると思う」

 「逆に僕のようなスペースを見つける能力や、ターンして攻撃に繋げる(タイプは厳しい)、そういう特徴を持ったクラブに行けば、このタフなリーグでもやれるという自信がつくと思う」

 「僕は(リーグアンの特徴に)適用するのに時間がかかったけど、守備でも攻撃でも目の前の1対1における間合い、相手の外し方、1対1の局面にならないためのボールの貰い方などの部分で、モナコに来たばかりの時と比べて良くなっている」

 古橋はオフザボールの動きに長けており、相手守備陣の裏のスペースを突くプレーが大きな特徴だ。ただ南野の私見を踏まえると、森保一監督も求める1対1での勝負強さを磨くなど、攻撃面でプレーの幅を広げる必要があるかもしれない。