
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
アル・ヒラルは、SPLの他クラブがC・ロナウドやベンゼマといったスター選手を相次いで獲得する中、トップクラブの地位を維持するため、スペインの名門レアル・マドリードのレジェンドを狙っていた。それがクロアチアの英雄であるMFルカ・モドリッチだった。
モドリッチは、SPLで3シーズンプレーする契約として約324億2,572万円を提示されたという。しかし、常に安定したパフォーマンスを見せるクロアチア代表のキャプテンでもあるモドリッチは、自身と家族がマドリードに落ち着いていることや、世界最高峰のクラブへの愛情を理由に残留を選んだ。

セルヒオ・ブスケツ(インテル・マイアミ)
元スペイン代表でバルセロナの司令塔であったMFセルヒオ・ブスケツ。ラ・リーガで優勝9回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝3回、2010年W杯優勝、さらに2012年UEFA欧州選手権優勝という輝かしいキャリアを過ごし、2023年5月にバルセロナ退団を発表した。当時の報道によれば、PIF(サウジアラビア公共投資基金)が所有する4クラブの内の1つがブスケツを非常に熱心に獲得しようとしていたようだ。
しかし、元バルセロナのチームメイトであるメッシと同じく、ブスケツもマイアミへの移籍を選択した。後に元バルセロナのDFジョルディ・アルバやFWルイス・スアレスもこのチームに加わったことから、ブスケツの判断は正しかったと言えるのかもしれない。

ロメル・ルカク(ナポリ)
2022/23シーズン、プレミアリーグのチェルシーからセリエAのインテルに期限付き移籍していたFWロメル・ルカク。同シーズン終了後にアル・ヒラルから年俸約40億円というオファーを受けていたが、ベルギーメディア『HLN』に掲載されたインタビューで、SPLのレベルに疑念を持っていたことを明かしている。
しかし、最近ではルカクの考えは変化したようだ。SPLのレベルは上がっていることを示唆していると同時に、より多くの選手がSPLでプレーするだろうと発言しており、自身も近い将来サウジアラビアの地へ降り立つことになるのかも知れない。

オリビエ・ジルー(ロサンゼルス)
2023年セリエAの名門ミランに在籍していたFWオリビエ・ジルーにとって、サウジアラビアから提示された年俸約19億円の2年契約は魅力的だったはずだ。しかしジルーは欧州でのプレーに固辞し、ミランに残留した。
その長いキャリアにおいて、アーセナルで6年(2012-2018)、チェルシーで3年(2018-2021)とプレミアリーグでプレーしたジルー。チェルシーでは2020/21シーズンにCL優勝、ミランではスクデットを2021/22に獲得。フランス代表としても2018年にW杯を優勝を成し遂げており、同国代表の最多得点者でもある。
ミランとの契約が切れた2024年のジルーをSPLの各クラブは狙っていたが、家族のことも考慮しなければならないと本人が述べており、アメリカのロサンゼルスでの挑戦を選んだと伝えられている。
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