柏レイソルは1月12日、日本代表DF関根大輝がスタッド・ランスへ完全移籍すると公式発表。FW中村敬斗やMF伊東純也とチームメイトになったが、同選手の移籍金額を巡り賛否含めて様々な意見が飛び交っている。
現在22歳の関根は、静岡学園高校や拓殖大学を経て、2024年に柏へ正式加入。1年前倒しの形でプロの世界へ飛び込むと、1年目の2024シーズンからJ1リーグ戦31試合でプレーするなど、守備陣の中心選手として活躍。U23日本代表でも主力選手としてAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の優勝に貢献したほか、五輪本大会でも4試合中3試合でフル出場。10月以降はA代表(森保ジャパン)に招集されている。
わずか1年で海外移籍を果たした関根だが、海外メディア『Mercatosphera』によると同選手の移籍金は65万ユーロ(約1億円)であるとのこと。ランスとは2029年6月までの複数年契約を結んだというが、この報道を受けてネット上では「移籍金安すぎる」「後藤啓介の半額ということ考えると、ジュビロ磐田のフロントよくやってるなと思う。関根が安すぎるけど…」といった否定的な意見が湧き起こっている。
ただ一方で、プロ1年目の選手であることを踏まえて「仕方なかった部分はある」「現役大学生で一年目、年俸なんてタダ同然なのだから、高い移籍金なんてとれない」など、柏の強化部に同情するファン・サポーターも。「関根は大卒実質一年目、そもそも柏へ加入一年前倒しだったし年俸も1000万円いかないレベルで考えると、ランスからよく1億円も移籍金とれたな」「大卒新加入の年だと思えば、スカウトの目利きで稼いだお金」と称賛も相次いでいる。
海外挑戦における日本人選手の移籍金を巡っては、以前から日本のサッカーファンの間で「移籍金が安すぎる」と話題に。オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストでアジアサッカーに詳しいジェラルド氏も、「Jリーグクラブはあまりにも容易に欧州クラブへ選手を放出している」「Jリーグクラブは10年以上前と比べて才能豊かな選手が早い段階で海外移籍するようになった今の時代において、(移籍金を引き上げるなど)もっと収益を上げようと努力し、若手選手への投資を続けるべきだ」などと提言している。
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