日本代表MF守田英正は、2024/25シーズン終了後にもポルトガル1部スポルティングCPを退団する模様。恩師のルベン・アモリム氏がシーズン途中でマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したことにより、ステップアップ移籍を期待する声も挙がるなかでの代理人変更について、現地メディアが契約延長交渉の行方とあわせて特集している。
守田はこれまでMF本田圭佑の実兄・本田弘幸氏が手掛ける『エロエ株式会社』の顧客だったが、2025年1月7日までに代理人を変更。『CAA Base』は公式インスタグラムアカウントにて同選手の動画をアップすると「スポルティングCP、日本代表の中心選手、守田選手、CAA Baseファミリーへようこそ!」と、同選手とのクライアント契約締結を公式発表している。
一方でスポルティングと契約延長の可能性は、2023年秋頃から取りざたされていたものの、いまだにクラブから契約延長の公式発表はなし。ポルトガルメディア『Mais Futebol』は9日に「両者の契約延長交渉は、直近の2回で進展なし」とし、「両者の契約期間は2026年6月まで。契約延長交渉破談の場合、スポルティングは2025/26シーズン前に守田を放出する可能性が高い」と伝えている。
また同メディアは、守田の意向について「彼はスポルティングで非常に満足している」としつつも、「2024/25シーズン終了後のステップアップ移籍という考えを持っている。代理人の変更は、ヨーロッパでよりレベルの高いリーグへ挑戦することが主な目的だ」とリポート。代理人の変更が移籍への伏線であるとの見方を示している。
本人は2023/24シーズン終了時点で移籍の可能性を示唆。インターネット動画配信サービス『DAZN』制作の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、日本代表OBの内田氏に対して「チャンスがあれば(移籍したい)。他のリーグを知りたいと、ずっと思っている。今だとプレミアリーグがすごく勢いがあるので、すごく興味深い」と語っていた。
なお『CAA Base』はMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、DF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、FW古橋亨梧(セルティック)など複数の日本代表選手を顧客に持っている。日本代表屈指のセントラルミッドフィルダーとして評価されているだけに、守田のステップアップ移籍を願うファン・サポーターは多いはずだ。
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